事務所探訪:2016年7月号 Vol.52

事務所探訪

アトーニーズマガジン 事務所探訪

多種多様な「働く場」としての法律事務所を、読者に代わり、編集部が取材します。事務所の理念・方針・特徴・こだわりや工夫が凝らされた事務所の“日常風景”を分かりやすくお伝えします。

Style of Work

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弁護士法人ほくと総合法律事務所

企業、行政、裁判官、検事など、 多様な経歴を持つ弁護士が組織力で挑む

東京、札幌、旭川にオフィスを構える、ほくと総合法律事務所。事業再生・倒産、金融・保険・不動産などを中心に、企業法務を主な得意分野とする法律事務所だ。「札幌と旭川では、医療・交通事故・建築・労働など訴訟、倒産、コンプライアンス対応を、東京では、倒産・М&A、金融・保険、不動産、訴訟などを中心に取り扱っています。金融・保険に詳しい者が多く、その分野に関するご相談が増えています。3つのオフィスに共通するのは、民事再生など事業再生案件を多く取り扱う点ですね」と、中原健夫代表弁護士が事務所の特徴を教えてくれた。これまで、航空会社スカイマークの民事再生手続など、多くの事業再生事案に事務所一丸で携わってきた。「お客さまのニーズに応えるため、いい結果に結び付けるため、東京と北海道以外でも、日本全国の親しい事務所に声をかけ、協働しながら案件に対応することも多々ありました。常に案件ごとに最適な布陣を考え、フットワーク軽く対応することを心がけています」

中原弁護士がかつて所属した事務所と合同で、勉強会や合宿を行うこともあるそうだ。ほくと総合法律事務所は、中原弁護士と設立メンバーを中心に、その同期や先輩・後輩が自然と集まり、〝人と人=点のつながり〞で拡大してきた事務所だが、日頃から仕事以外でも、そうした事務所間交流の機会を持つことで、〝面のつながり〞も意識し、組織としての厚みを増してきたというわけだ。

中原弁護士の旧知、石毛和夫弁護士は、〝ほくと〞ならではの強みを次のように語る。「3年ほど前に大型民事再生案件の依頼を受けた際、私だけでは対応が難しいと判断。事務所をあげて取り組みたいと皆に相談したとたん、多くのメンバーが一斉に動き出し、他事務所の協力も即決まり、あっという間に最適の人員配置と役割分担が出来上がった。その時のチームビルディングのスピード、ダイナミズムが忘れられません。弁護士としての経験、技術、能力、誠実性など、絶対的な信頼でつながった仲間と仕事ができる安心感。そこにうちの強みがあると思っています」

なぜ、それほどチームワークがいいのか。その理由の一つは、所属する弁護士の多様な経歴にある。他法律事務所での勤務経験のみならず、例えば、保険会社・商社など民間企業での企業内弁護士、金融庁や産業再生機構の勤務経験者、あるいは元裁判官、元検察官、法学者など、多様な経歴を持った弁護士が集まっているのだ。中原弁護士は言う。

「皆、これまでに他の組織に所属した経験をふまえ、今所属している事務所のためにやっていこうという思いが強い。もちろん個々の力や専門も大事ですが、人のつながり、結束力で仕事を成し遂げていくことを重視する人が多いのです。修習生の頃、ある先輩が『どんな仕事をしたいか考えるのはいいことだが、より大事なのは誰と一緒に仕事をするか、誰のために仕事をするかだ』と話してくれました。それが弁護士としての私の起点になっています。法律事務所にとって人が唯一の資産です。人の縁を大事に、同じ価値観を持つ人たちと組織を育てていくことを理想に、これからも走り続けます」

■プロフィール

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  • TEL/0166-22-1400
  • http://www.hslo.jp/
  • ●2008年設立。事業再生・倒産法、保険業法・保険法、企業買収・組織再編、医療機関関連法務、コンプライアンスを柱とする。3拠点で、弁護士21名、スタッフ13名の布陣。拠点間の人員の異動は基本的に行わない。