Vol.9
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前列左から、松村紀子弁護士(60期)、松島遊吉弁護士(60期)、寺山竜介弁護士(59期)、岩村道子弁護士(60期)。後列左から、籠尾信輔弁護士(61期)、田村裕樹弁護士(61期)、黒田修輔弁護士(61期)、岡林俊夫弁護士(54期)、清藤律司弁護士(61期)加藤恵美弁護士(61期)、森田梨沙弁護士(61期)。事務所の雰囲気はとても和やか。年始には京都や箱根などへ全員で行く旅行を実施

前列左から、松村紀子弁護士(60期)、松島遊吉弁護士(60期)、寺山竜介弁護士(59期)、岩村道子弁護士(60期)。後列左から、籠尾信輔弁護士(61期)、田村裕樹弁護士(61期)、黒田修輔弁護士(61期)、岡林俊夫弁護士(54期)、清藤律司弁護士(61期)加藤恵美弁護士(61期)、森田梨沙弁護士(61期)。事務所の雰囲気はとても和やか。年始には京都や箱根などへ全員で行く旅行を実施

STYLE OF WORK

#12

弁護士法人 岡林法律事務所

とことん話を聞いて、弁護士自らが動く。 そんな「依頼者にやさしい弁護士」であり続けたい

被害者側で刑事事件を扱う。企業法務も扱うが民事刑事と個人依頼が約7割

「私のモットーは、依頼者にやさしい弁護士であること。依頼者の話をよく聞いて、思いをしっかりとくみ取る。結果だけでなく、プロセスにおいても依頼者に心から満足していただくことが大事だと考えています」と語るのは、岡林法律事務所代表の岡林俊夫弁護士(54期)。勤務弁護士を経て2006年12月に独立。新宿駅南口から徒歩3分という好立地にオフィスを構え、開業から2年で弁護士11名と事務員5名の所帯に。昨年春には千葉県我孫子市に支部を開設、今年中には大阪支部の開設も控えているという。

「一つ一つ目の前のことに必死に取り組んでいたら自然とこうなった、というのが正直な気持ちです。独立したのも自分の事件が増えて人を採用しなければ処理しきれない状況になったのが、きっかけでした」。以前勤務していたのは、自分の事件を自由にやらせてもらえる法律事務所。自前でHPを作成したら、考えに共感してくれた方からの依頼が増え、35歳で独立の道を選んだ。開業場所に新宿を選んだ大きな理由は「日本で一番乗降者数の多い駅。ここなら依頼者が来やすい」と思ったから。裁判所への行きやすさなど弁護士目線で選ぶのではなく、あくまでも依頼者目線。これが岡林弁護士の一貫した考え方だ。

岡林法律事務所
「誰かに喜んでもらうことが、結果自分のためになる」というのが岡林弁護士の人生の指針。だからこそ、「この人に頼んでよかったと思ってもらえる弁護士でありたい」と語る。そんな岡林弁護士のストレス解消法は、ランニングと自宅駐車場にあるサンドバッグをたたくことだとか

案件は債務整理、交通事故、労働事件、消費者事件、離婚、相続などの一般民事から刑事事件、企業法務まで幅広く取り扱い、個人依頼者は約7割を占めている。中でも被害者側で刑事事件を扱うのが同事務所の特徴の一つ。「そのような事務所は少ないと思いますので、依頼に来られる方は多いですね。刑事事件を利用した損害賠償命令の制度など被害者の権利が広がってきたので、被害者救済という点で非常にやりがいを感じています」。着手金なしで事件を受けることも多く、個人依頼者は増える一方。「弁護士を必要とする個人の方は日本中にたくさんいます。法人向けの弁護士が多い中、個人対象は競争が少ないですし、事件自体にも面白みを感じています」

岡林法律事務所
アソシエイトには、まんべんなく事件を経験してもらうのが岡林流。「町の弁護士は、さまざまな依頼をうける受け身の立場。だからこそ、5年くらいでひと通りの事件を担当できる弁護士になってほしいですね。その過程で自分の適性を見つけたら、専門分野として深耕してほしいと思っています」(岡林弁護士)

所属弁護士は59期から61期までの若手10名。5名ずつの2チームに分け、経験がある弁護士と初めての弁護士を組み合わせて2名で案件にあたらせる。執務スペースは隔たりのないワンフロア。岡林弁護士自らも個室を持たず、皆の顔と仕事ぶりが見渡せる位置にデスクを設けている。「依頼者との電話応対が耳に入るので、言い方や対応がまずければ、その場で『それはおかしいよ』と声をかけます」。オープンな環境づくりを心がけ、お昼時には弁護士全員でランチを取る。「今日はこれにしようかと、11人でゾロゾロと出かけます(笑)。食事に限らず、弁護士が隣にいてちょっとした疑問も話し合える環境が大事。仲間の存在は励みになりますから」

事務所経営においては、「効率、やりがい、経験。この三つのバランスで事件の受任を考えてきた」と岡林弁護士。今後は「依頼者にやさしい弁護士を育てること」を第一の目標に、「それぞれが取り扱い分野を広げながら、得意分野も作ってほしい。また、活動地域を広げるために支部も増やしていきたい。所員には50人になっても驚かないでと言っています(笑)」と、さわやかな笑顔で語ってくれた。

  • 岡林法律事務所
    オフィスは8階が執務フロア、9階が会議フロアとなっている。会議・打ち合わせスペースは全部で3室あり、空間がしっかり区切られているため使い勝手がいい。新宿駅はJR、私鉄、地下鉄の各路線が乗り入れるマンモス駅。その南口から徒歩3分という立地環境は、依頼者にとっても足を運びやすい
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    過去の案件ファイルは事務所の一角に整理されており、すぐに確認できる。真剣な表情でファイルに目を通しているのは加藤弁護士。入所理由は「事務所の雰囲気がよかったから。若い弁護士が多くて楽しそう、話がしやすそうと思ったんです」
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    1フロアに集約された執務スペースは、デスク横にパーテーションがないため、気軽に隣の弁護士に声をかけられる。仲間の存在を身近に感じられるオフィスづくりは、風通しのよさを生み出している。ちなみに一番奥が岡林弁護士の席。所属弁護士たちと同じ環境で日々仕事に取り組んでいる