Vol.15
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前列左より栗林康幸弁護士(44期)、田中幹夫弁護士(41期)、岡田美香弁護士(51期)。後列左より坂本正充弁護士(52期)、岡内真哉弁護士(46期)、片山典之弁護士(42期)、牛嶋將二弁護士(38期)。世の中の動き、時代の流れに合わせ変動するクライアントからの依頼に対して、豊富な知識と経験を持つ弁護士が柔軟性のあるチーム体制と組織力を生かし、多角的な視点でより良いリーガルサービスの提供を実現している

前列左より栗林康幸弁護士(44期)、田中幹夫弁護士(41期)、岡田美香弁護士(51期)。後列左より坂本正充弁護士(52期)、岡内真哉弁護士(46期)、片山典之弁護士(42期)、牛嶋將二弁護士(38期)。世の中の動き、時代の流れに合わせ変動するクライアントからの依頼に対して、豊富な知識と経験を持つ弁護士が柔軟性のあるチーム体制と組織力を生かし、多角的な視点でより良いリーガルサービスの提供を実現している

STYLE OF WORK

#23

シティユーワ法律事務所

互いに尊重し合う、風通しの良い風土をはぐくみ、多彩な経歴を持つ弁護士の個を生かす組織を実現する

多彩なバッググラウンドをもつ弁護士同士が風通しの良い職場で協調性高く業務にあたる

シティユーワ法律事務所
「渉外案件と国内案件は、現在半々くらいでしょうか。海外とのコネクションを持つパートナーも多く、若手弁護士にも引き継いでいってもらいたいので、当事務所では海外留学も奨励しています」と語る栗林弁護士

シティユーワ法律事務所は、企業法務全般を網羅し、110名の弁護士を有する国内でも十指に入る規模を持つ法律事務所だ。弁護士のバックグラウンドは多彩で、企業内弁護士や外国弁護士事務所でパートナーとしての経歴を持つ弁護士、弁理士、公認会計士、外国弁護士などの資格所有者がそろう。

「多様な経歴を持ち、ポリシーが異なる弁護士が気持ちよく仕事ができるよう設立当初から工夫をしてきました。各パートナーの発言力、マネジメント、分配などはすべて公平です」と語るのはパートナーの栗林康幸弁護士。同じくパートナーの片山典之弁護士は、「風通しが良いというのが当事務所の特徴です。設立時に、互いに尊重し合い、協調性を大切にすることを理念とし、それに賛同する弁護士が徐々に集まり、現在のような各自がそれぞれの業務内容に適したやり方で仕事ができる組織を築いてきました。新人弁護士の定着率が高いのもこうした自由な風土が定着しているからだと思います」と環境の良さを語る。

シティユーワ法律事務所
秘書やパラリーガルといったスタッフが、多岐にわたって弁護士の業務をサポートしている。6~12名ほどの弁護士を1グループとし、5~8名ほどの秘書が1グループに配置されている。パラリーガルについては、専門分野に応じて仕事が依頼できる体制

同事務所では、アソシエイトの育成も風通しを良くし、居心地の良い場所を自らで作れるようにしている。「アソシエイトとパートナーの仕事の関係は固定せず、多様なパートナーとアソシエイトが組んで、仕事ができるようにしています」(栗林弁護士)。

新人弁護士は、入所後1年かけて金融、訴訟・紛争、企業法務の3分野をローテーションで回る。いろいろなパートナーの仕事のやり方に接する機会を得て、自分の適性をつかんでいくことが狙いだ。さらに、同事務所では業務分野ごとのグループがあり、弁護士は専門に応じて一つないしは複数のグループに所属し、情報共有などを図っている。アソシエイトは、自分の深めたい仕事、広めたい領域が選択できる。

「規模が大きくなるとパートナーもアソシエイトの状況をすべて把握することが難しくなります。どのグループに属するかは、アソシエイトがどういう仕事をしていきたいかの意思表示にもなり、パートナーにとってはどのアソシエイトに仕事を依頼するかの判断材料の一つとなるのです」(片山弁護士)。「自ら所内で仕事を見つけていかなければならないという厳しい面もありますが、依頼者のニーズを的確につかむスキル、主体的に仕事を得るという弁護士に必要な力の訓練にもなっています」(栗林弁護士)。

  • シティユーワ法律事務所
    企業法務の分野における幅広いニーズに応えていくために同事務所にはバラエティーに富んだ経歴を持つ弁護士が集まっている。「検察官、行政官、企業、外国法律事務所の経験のほか、特筆すべきところでは、通産事務次官、インターポール総裁などの経歴を持つ弁護士もいます」(栗林弁護士)
  • シティユーワ法律事務所
    10階フロアにある専用のライブラリー。書籍、雑誌などの資料約2万データを保管しており、ライブラリースタッフが専属で2名常駐。弁護士が必要な資料を入手できるようサポートしている

設立以来、7年で規模、取り扱い案件共に着実に拡張を遂げてきた同事務所であるが、今後の展望はどのように考えているのだろうか。「これまでも、いつまでにこれくらいの規模にしたいと計画して拡張してきたわけではありません。社会や経済の動向、クライアントからの要望に応じていくために、結果として規模が拡張したといったほうが適切です。今後もそうした姿勢は変わらないと思います」と片山弁護士。「経験ある弁護士はそろっているものの事務所としてはまだ若く、歴史を作りながら強化していくべき分野は数多くあります。業務が細分化している時代、事務所としての対応力をさらに高めていきたいと思います」と栗林弁護士は語ってくれた。

  • シティユーワ法律事務所
    同事務所では、最高意思決定機関として月に1回のパートナー会議と、パートナー6~7名からなる日々の事務所運営に関する意思決定を行う週に1回の業務執行委員会を開催するなどして、パートナー同士のコミュニケーションを図り、事務所方針などのコンセンサスを取っている
  • シティユーワ法律事務所
    同事務所は、東京駅、大手町駅などに程近い好立地にあるオフィスビル内の四つのフロアに居を構えている。執務フロアには各パートナーの個室があり、その近くに担当秘書のデスクをグループごとに設置。コミュニケーションが図りやすいよう、機能的な配置になっている