Vol.45
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左より、鈴木健太郎弁護士(54期)、柴田堅太郎弁護士(54期)、押味由佳子弁護士(55期)、中田裕人弁護士(54期)、と、セクレタリーのお二人

左より、鈴木健太郎弁護士(54期)、柴田堅太郎弁護士(54期)、押味由佳子弁護士(55期)、中田裕人弁護士(54期)、と、セクレタリーのお二人

STYLE OF WORK

#79

柴田・鈴木・中田法律事務所

ビジネス法務のプロフェッショナル4人が集結。顧客が真に必要とするリーガルサービスを追究

ビジネス法務のプロフェッショナルが集う。大規模事務所と同等の専門知識・経験を有するブティックファーム

柴田・鈴木・中田法律事務所
「ビジネス法務で大事なのは、依頼者である事業会社の組織上の問題や立場などを、きちんと斟酌できるかということ。専門性だけでは、リピートはいただけません」(柴田弁護士、鈴木弁護士、中田弁護士、押味弁護士)写真は柴田弁護士

M&A、ジョイントベンチャー、コーポレートガバナンスなどを専門とする柴田堅太郎弁護士。バンキング&ファイナンス、コーポレートガバナンス、ベンチャー・スタートアップ支援、不動産などを専門とする鈴木健太郎弁護士。知的財産権契約、ライセンス契約、知的財産権関連相談・紛争などを専門とする中田裕人弁護士。不動産証券化・不動産取引全般、バンキング&ファイナンスを専門とする押味由佳子弁護士。4人全員、海外留学経験者で英語が堪能、かつ高度な専門性を持つビジネス法務のプロフェッショナルだ。また、彼らは四大法律事務所の一つ、長島・大野・常松法律事務所に勤務し、共に実務経験を積んだ同僚でもある。なぜ、大手事務所を辞して独立したのか、柴田弁護士に聞いた。

「我々は日々の仕事を通じ、担当案件の依頼から終結までをハンズオンで、きめ細やか、かつ機動的にマネージしたいという思いを抱いていました。また法律家として自らの判断に基づき、依頼者にもっと踏み込んだアドバイスをしたいとも。そうした共通の思いを持った仲間と一緒に、自分たちの事務所を立ち上げることにしたのです」

柴田・鈴木・中田法律事務所
鈴木弁護士

大規模事務所では豊かな経験が積める一方、もどかしい思いをすることもあるようだ。依頼者が早急な対応を欲する案件でも、コンフリクト発生のおそれがないか検討するため、着手までに時間がかかるといったことも一例だ。鈴木弁護士も言う。

「小回りよくスピーディで、提供するリーガルサービスは専門性が高い。しかも、依頼者は弁護士と様々な観点でじっくりと議論でき、案件規模に応じた適正なフィーを提示してくれる。そんな小・中規模の法律事務所を望む依頼者は多いはず。そういったニーズが多数あると考えました」

柴田・鈴木・中田法律事務所
中田弁護士

大規模事務所と同等の専門知識・経験を有するブティックファームは、まだそれほど多くはない。ニーズは掘り起こすほど出てくる可能性が高いと、鈴木弁護士。同事務所への依頼は、件数だけではなく複雑な案件が多いことが特色だ。しかし、「中小規模のM&Aなら我々のマンパワーでも十分対応可能。4人でデューデリジェンスも行います」と柴田弁護士。中田弁護士も続ける。

「私が専門とする知財などは、元々、大人数の力を必要とする種のものではないですし、M&Aなど人数が必要と思われる案件でも、我々は1人で弁護士数人分の仕事をこなせる自信がある。加えて、案件の内容に応じて4人全員がかかわるのか3人でいいのかなど、チームを組んで臨むこともできます。結果的に、ムダを省いて効率的に仕事が回せるので、依頼者にも喜んでいただけています」

柴田・鈴木・中田法律事務所
押味弁護士

これまで取り扱った案件は、M&A・M&Aファイナンスをはじめ、ベンチャーファイナンス、事業再生、株式公開買付(発行体側、第三者委員会)などと幅広い。IPO関連の案件も、直前々期・直前期あるいは上場後の法的サポートの依頼が増加している。渉外案件については、それぞれが培った海外ローファームとのネットワークを生かし、米国、英国、香港、韓国、中国、インドを含むアジア諸国、スペイン、ドイツ、デンマーク、スイスと13カ国にわたり、多数のクロスボーダー案件に関与している。昨年9月に押味弁護士を迎え入れたことで、案件のバリエーションはさらに増えつつある。

柴田・鈴木・中田法律事務所
「当事務所では、高い専門性・つぶしが効くスキルが身につくと思います」(柴田弁護士)

「4人全員、専門分野が異なるので、かなり広範囲をカバーできています。しかし例えば、独禁法、金融レギュレーションなどの深い知識・経験については、我々がカバーしきれていない部分だと認識しています」と押味弁護士。「“大規模ではないがワンストップ”という事務所にしたいので、シナジーを生み出す仲間を増やしていきたい。いずれにせよ、4人が常に共通のイメージを描けるよう、事務所運営について、これからも議論を重ねていきます」

出身事務所や依頼者からの紹介など、仕事の依頼が引きも切らない。しかし、まだ設立からわずか1年半。4人の挑戦は、始まったばかりだ。

柴田・鈴木・中田法律事務所
執務は弁護士とセクレタリーがワンフロアで。定例会議がなくても思い立ったらすぐに集まり、打ち合わせ。仕事の合間に「やっぱり人が足りないね」という話になることも多々
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柴田・鈴木・中田法律事務所
左/ビジネス雑誌から専門書籍まで、多数の執筆を手がける 右/事務所開設時、全員がお世話になったという伊藤眞弁護士(長島・大野・常松法律事務所/顧問)から贈られた揮毫