Vol.61
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前列左より、北川展子弁護士(49期)、小松正和弁護士(55期)、早川皓太郎弁護士(61期)。後列左より、沼井英明弁護士(63期)、山田大護弁護士(61期)、寶田圭介弁護士(67期)。他に、児島幸良弁護士(49期)、朝山道央弁護士(55期)、西澤祐樹弁護士(68期。金融庁出向中)

前列左より、北川展子弁護士(49期)、小松正和弁護士(55期)、早川皓太郎弁護士(61期)。後列左より、沼井英明弁護士(63期)、山田大護弁護士(61期)、寶田圭介弁護士(67期)。他に、児島幸良弁護士(49期)、朝山道央弁護士(55期)、西澤祐樹弁護士(68期。金融庁出向中)

STYLE OF WORK

#110

弁護士法人 琴平綜合法律事務所

「安心・信頼・夢」を揃え、邁進できる環境を!“弁護士のやりがい第一”を掲げ事務所を運営

入所した弁護士が手掛けたい分野を扱いたい

弁護士法人琴平綜合法律事務所
小松正和弁護士(55期)/2000年、京都大学法学部在学中に司法試験合格。01年、同大卒業。02年、弁護士登録、森綜合法律事務所(現森・濱田松本法律事務所)入所。07年、末吉綜合法律事務所(現潮見坂綜合法律事務所)開設。14年、小松綜合法律事務所(現弁護士法人 琴平綜合法律事務所)開設。

国税・検察特捜部から無罪を勝ち取った元クレディ・スイス証券部長脱税事件、大戸屋ホールディングス内紛事件などに関与し、訴訟・紛争解決の名手として知られる弁護士。そんな小松正和弁護士が2014年に立ち上げたのが小松綜合法律事務所(現琴平綜合法律事務所)。以来、設立3年で9名の弁護士が入所。近時は特に社内弁護士のいる企業からの依頼が増えている。「いい事務所を創れば優秀な弁護士が集う。優秀な弁護士が集えばいいクライアントに恵まれる」と語る小松弁護士が目指す〝いい事務所〞とは?

「端的にいえば〝仕事と人生がどこよりも楽しめる場所〞。実現のためには経済的安心、人的信頼関係、夢、この3要素が必要です。将来にわたり収入の心配がない、パートナー間の確執や〝所内政治〞が生じない仕組みで運営し、信頼できる仲間を選ぶ、活躍の機会がある――、これらを大事にしています」

これを裏付けるように同事務所には、小松弁護士の6期上の児島幸良弁護士が大手事務所のパートナーを辞して参画。

「『論語』には、『之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず』との教えがあります。毎日夢中で仕事を楽しめる事務所を創ってくれた小松弁護士に感謝の気持ちでいっぱいです。移籍後、家内からは『あなた何だか毎日楽しそうね』と言われ、ロースクールの教え子からは『先生が何歳も若返った』と言われ驚きました」(児島弁護士)

小松弁護士は35歳の時、人間ドックで問題が見つかった。

「人生は一度きり。悔いなく生きねば。そこで、自分なら、あるいは自分が尊敬できる弁護士なら、こういう事務所に入りたい、と心から思える事務所を創りたいと考えたのです」

弁護士法人琴平綜合法律事務所
早川皓太郎弁護士(61期)/2005年、東京大学法学部卒業。07年、東京大学法科大学院修了。08年、弁護士登録、西村あさひ法律事務所入所。15年、ニューヨーク大学ロースクール修了。15年、西村あさひ法律事務所シンガポール事務所勤務。16年、米国ニューヨーク州弁護士登録。同年、弁護士法人 琴平綜合法律事務所参画。

パートナーの早川皓太郎弁護士が、小松弁護士のマネジメントスタイルを教えてくれた。

「優秀で人間的魅力もある弁護士を発掘し、各弁護士の個性や強みが生かされるように促す。優秀な弁護士が、やりたい仕事に信頼できる仲間と楽しく取り組めば、あとは〝放っておいても自ずと優れた成果を出す〞という考えです」

同事務所の弁護士たちに課された約束は、〝成長努力義務〞だ。

「パートナーは、評価されたりノルマを課されることはうっとうしいはず。ノルマを課されて仕事が楽しくなるはずがない。フォーカスするのは〝去年の自分と比べて本人自身がどれだけ成長したか〞のみ。売り上げは関係なく、他人との比較もしない。メンバーが仕事を楽しみ、成長し、夢を実現していくのが面白いのです」(小松弁護士)。

しかし、企業を中心に〝目の肥えた依頼者〞の多い同事務所で結果を出すには、「突出した何かが必要です」と、早川弁護士。

「人によって得意なところは異なります。例えば、建築の世界では設計士が自ら工事を行うことはありません。ある分野への専門的知見にせよ、人間的魅力にせよ、突出した能力があることで、他の人ではできない、依頼者が感動する仕事をすることができます。足りない部分は、時に面識のない先生にでも連絡して、積極的に外部の弁護士も巻き込む。各自が〝強み〞を生かし、依頼者のために最高の結果を追求するのが当事務所のスタイルです」

また当然ながら、楽しく仕事をすることと、ラクをすることはまったく違う。

「仕事の楽しさは、実力を出し尽くし、苦難を乗り越え、依頼者に評価をいただいた時に味わえるもの。つらいことも多い仕事だからこそ、所内の煩わしいことを極限まで減らしたいのです。夢中になってする仕事は責任感で嫌々やる仕事よりもずっといい仕事ができる」と、小松弁護士。

成長意欲が高く、突出した力を持ち、仲間と楽しく仕事ができる弁護士――同事務所の採用基準は高い。しかし、幸せな弁護士人生を送りたいなら、門を叩く価値がある事務所ではないだろうか。

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    執務室や会議室から、書棚や弁護士のデスクに至るまで、小松弁護士自身が設計し、製作依頼した。「メンバーが仕事に集中できるオフィス環境を追求しました。メンバーが増えることも想定し、まだ半分以上のスペースが空いています(笑)」(小松弁護士)
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    デスクに座る人の顔が見えなくならないよう、かつ書籍の収納部分を最大限活用できるよう設計した書棚
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    特にこだわったのは弁護士のデスク周辺。モニタを縦にでき、かつ圧迫感も感じない高さに書棚を設置。キャビネットは天板の高さが調整でき、作業スペースが広げられる
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2017年8月、所員でバーベキューをした時の一枚。「所内の仲間と食事に行くほか、友人と会ったり家族と過ごしたり、メリハリのある生活もできています」(早川弁護士)