Vol.43
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前列左より、新堂桂子(63期)*、大村扶美枝弁護士(46期)、新堂幸司弁護士、林康司弁護士(47期)、青代深雪弁護士(55期)
後列左より、西岡義晃(60期)*、鈴木隆志弁護士(66期)、鈴木亮子弁護士(59期)、および事務局の皆さん
*現在、消費者庁に出向中のため弁護士登録を抹消中。

前列左より、新堂桂子(63期)*、大村扶美枝弁護士(46期)、新堂幸司弁護士、林康司弁護士(47期)、青代深雪弁護士(55期)
後列左より、西岡義晃(60期)*、鈴木隆志弁護士(66期)、鈴木亮子弁護士(59期)、および事務局の皆さん
*現在、消費者庁に出向中のため弁護士登録を抹消中。

STYLE OF WORK

#75

新堂・松村法律事務所

「人に寄り添う弁護士」育成のため、土台づくり、人づくりに注力し続ける

企業法務はもちろん認知症に絡む相続問題、患者側・病院側各々の医療過誤事件まで幅広く寄り添う

新堂・松村法律事務所
大村代表弁護士。独立前は、現ビンガム・マカッチェン・ムラセ法律事務所で渉外案件にも数多く関与

新堂・松村法律事務所は、外資系事務所出身で多くの国際案件に携わってきた大村扶美枝代表弁護士、大手法律事務所出身で渉外案件の経験も豊富な林康司弁護士、そして民事訴訟法法学者として高名かつ大手法律事務所にも勤めた新堂幸司弁護士のほか、4名の弁護士を擁する。事務所の顔である3名の経歴からすれば、企業法務が専門のように思えるが、そうではない。大村弁護士は、事務所の特徴を次のように語る。

「当事務所の顧客は、個人、中小オーナー、企業の三本柱で、業務割合はほぼ同等。私自身は、個人向けサービスへの思い入れが強いかもしれません。離婚や相続、中小オーナーの破産・再生も多いですし、労働問題では雇用主側はもちろん、労働者側に立つことも。また、時には刑事弁護も行います」

そもそも大村弁護士が独立したのは、「人と向き合い、人に寄り添う弁護士本来の生き方を突き詰めたかったから」だと言う。

新堂・松村法律事務所
日本を代表する民事訴訟法の法学者であり、東大はじめ多くの大学で教鞭を執った新堂弁護士。現森・濱田松本法律事務所の客員弁護士を経て、参画

「テクニカルな面を学ぶなら、企業法務はやはり有利です。私が以前所属していた事務所も、最先端の案件を扱い、その進取の気性たるや素晴らしかった。しかし、個人事件の場合は、依頼者が感情むき出しでぶつかってくることも多く、それをどう受けとめるかで私の人間性が試されますし、また成長にもつながります。法的サービスはできて当たり前、そこから先、依頼者にとって『この人とかかわってよかった。人生における大事な選択が自らできた』と思ってもらえること――これが私が弁護士を続けている一番の理由であり、それを具現化できるような事務所を開設したのです」

この大村弁護士の思いに共鳴したのが、新堂・林両弁護士。

「依頼者の気持ちに寄り添いながら、事件ごとに適切な解決をしていく大村弁護士の仕事に共感しました。そしてシンプルに言えば私も“人の顔が見える事件に携わりたい”と思ったのが参画のきっかけ」と新堂弁護士。

新堂・松村法律事務所
林康司弁護士は、TMI総合法律事務所のパートナーを経て、参画

林弁護士も言う。「大手での仕事は規模・内容共にやりがいがあります。しかし両弁護士と同じ理由に加え、“ここなら自分らしい仕事ができる”と思い、ご一緒することを決めました」。

「弁護士として当たり前のことを当たり前に」との思いを次代につないでいきたいと語る三氏。所内の若手には「最低でも3〜4年かけて土台をしっかり大きくつくり、その上に“2階、3階”と建て増すこと」と建物に例えてキャリア構築イメージを共有する。林弁護士は言う。

「これだけ弁護士の数が増えてくると、専門性を高めていくほうが名声を得るにはラクです。しかし、弁護士の仕事はそういうものではないでしょう。当事務所では、堅固な土台づくりを第一に、“端(純粋な個人案件)から端(企業案件)までの案件”のどこか一つに寄せることをせず、まんべんなく経験させます。そのうえで、自分の適性を見つけてもらっています」

新堂・松村法律事務所
弁護士の執務スペースも、事務スタッフの“島”も、開放的かつフラットで、お互いの顔がよく見える。現在、2名が任期付公務員で消費者庁へ出向中。この1月に新人が1人入所

高齢者の認知症に絡む相続問題あり、患者側・病院側各々の医療過誤事件あり、大手金融機関における新たな金融商品の開発ありと、関与する案件は幅広い。また、一般民事事件であれば、若手が主任になることも。

「やはり“自分がやらねば”という責任感がないと仕事は覚えられないですからね。基本的には若手、中間層、我々の3人1組、いわば“三世代チーム”で仕事を進めます。中間層も私も、懸命に勉強している若手に教えてもらうこと度々です(笑)」と、新堂弁護士。その新堂弁護士について、大村・林両弁護士は「自由で柔軟な発想力が、本当にすごい。日頃実務にとらわれがちだが、『こうは考えられないのか』とアドバイスされると、ショックを受けることも。若手のみならず、その知見、経験、学識を実際の案件を通じて学べるのは大変貴重」と語る。

所内の弁護士にはもちろん、面談に来る司法修習生にも、「所内ミーティングに引き込むような勢い」で事務所の方針、将来像を熱く語るという三氏。その思いに共感・共鳴できる弁護士との出会いを、求めている。

  • 新堂・松村法律事務所
    各会議室に新堂弁護士が選んだ絵画、大村弁護士が選んだ重厚な一枚板の机が設えられている
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    民事訴訟法はじめ、多くの書物が並ぶ書架のそばに設けられた打ち合わせ場所。さながら“開かれた戦略会議室”といった風情
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    新堂弁護士の誕生日会の模様。今年はスキーが得意な新堂弁護士をインストラクターに、スキー旅行を予定
  • 新堂・松村法律事務所
    新堂弁護士は読了した本を所内で共有。通称・新堂文庫。文芸、政治、思想とジャンルは幅広い。「新堂先生はあらゆる情報を網羅して法律書を著される。感服しています」(林弁護士)