Vol.23
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前列/左より、伊佐次啓二弁護士(33期)、J・ライアン・ドワイヤー三世外国法事務弁護士(Administrative Partner)
後列/左より、川口貴裕弁護士(52期)、ゲオルギー・ダネリア・ロシア弁護士、山口由紀弁護士(61期)、グラント・タナベ外国法事務弁護士、大杉真弁護士(57期)、安念宣子ニューヨーク州弁護士、山下淳弁護士(40期)、渡辺直樹弁護士(43期)、根本鮎子弁護士(60期)、大川淳子弁護士(53期)、大曲紹仁弁護士(55期)

前列/左より、伊佐次啓二弁護士(33期)、J・ライアン・ドワイヤー三世外国法事務弁護士(Administrative Partner)
後列/左より、川口貴裕弁護士(52期)、ゲオルギー・ダネリア・ロシア弁護士、山口由紀弁護士(61期)、グラント・タナベ外国法事務弁護士、大杉真弁護士(57期)、安念宣子ニューヨーク州弁護士、山下淳弁護士(40期)、渡辺直樹弁護士(43期)、根本鮎子弁護士(60期)、大川淳子弁護士(53期)、大曲紹仁弁護士(55期)

STYLE OF WORK

#38

K&L Gates外国法共同事業法律事務所

弁護士16名で東京オフィス本格始動。フラットでオープンな風土が魅力

世界37都市にネットワーク。世界のどこでトラブルになっても迅速にリーガルサービスを提供

皇居一帯を俯瞰する霞が関コモンゲートの35階にある、K&L Gates外国法共同事業法律事務所は、世界トップクラスの規模を誇り、米国の中でもシアトル、シリコンバレーに強い特色を持つK&L Gates LLPの東京オフィスだ。アジア地域での急速な事業拡大に伴い、2010年に日本に拠点を新設。今年5月には英系大手事務所からパートナー3名を含む10名の弁護士(外国法資格者を含む)が移籍し、その陣容を強化した。移籍組のパートナー伊佐次啓二氏に、現況を聞いた。

「メーカー、運輸、銀行・証券その他金融機関を主なクライアントとして、コーポレート(4割)、ファイナンス(3割)、訴訟・仲裁・紛争解決(3割)などを行っています。なかでも航空機ファイナンスと不動産ファイナンスでは日本で原型を作った実績を評価いただいていると思います」

その強みはなんといっても、米国内におけるネットワーク、そしてアジア・欧州に張り巡らされたグローバルネットワーク。

K&L Gates外国法共同事業法律事務所
ドワイヤー氏の執務室には、壁面に家族のポートレートなどが飾られる

「K&L Gatesのオフィスは米国内23都市を含め、世界の主要37都市にあるので、日本国内のクライアントが米国内、そしてその他の海外のどこでトラブルになっても、迅速にリーガルサービスを提供できます。世界中のオフィスにいる弁護士と、『こんな情報を探している』といった情報交換を日常的に行っています」

当然、国をまたいだ訴訟や取引も多く、それらの分野ごとにグループが作られ、ミーティングはビデオ会議で対応する。コーポレート・グループに参加しているカウンセルの大曲紹仁氏は、次のように語る。

「アメリカ、欧州、アジアの弁護士たちと、各国の事例や訴訟についていつもフランクに意見交換できる。これが大変参考になります」事務所内のコミュニケーションも円滑だそう。取材時もフレンドリーで風通しのよい社風であることが伝わってきた。

「パートナーらが率先して、オフィスで年次を問わず気軽に話せる環境づくりを大事にしています。それにワークライフバランスの意識が高い。私自身も仕事と子育ての両立がしっかりできるので、非常に働きやすいです」と、大曲氏。続けて、カウンセルの大川淳子氏が語る。

「外資系の事務所ではありますが、ここにいる外国法弁護士は、『日本に根付いて仕事をしていこう』という気持ちが大変強い。そうした意識が、オン・オフさまざまな場面で、良い影響をおよぼしていると思います」

  • K&L Gates外国法共同事業法律事務所
    パートナーとカウンセルの執務室は個室で、アソシエイトは2人1部屋。ずらりと並んだ執務室のドアは、誰もが気軽に出入りできるよう常にオープン
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    広々としたスペースの休憩室は、昼食や簡単な打ち合わせに利用。昼食は弁護士同士連れ立っていくことも。「私が好きなので、懇親会もよくします。先日は全員で屋形船に乗りました。外国人弁護士も大はしゃぎでした(笑)」(伊佐次氏)

K&L Gatesのグローバルな方針として、パートナーは基本的に本国から派遣せず、現地の既存事務所を吸収する形でローカライズする。なので同じ事務所内での弁護士の一体感も生まれやすいのだとか。最後に伊佐次氏が教えてくれた。

「今後は、これまで以上にIT系企業にまつわる知的財産権関連訴訟やディスカバリーなど米国訴訟に関連した業務等が増えてくると予想しています。K&L Gates自体がIT系をはじめとする訴訟を得意とする事務所ですから、日本での活躍の機会はどんどん増えていくでしょう」

事務所に一歩入った時に感じたオープンな空気。スタッフ間に垣根を生じさせない組織運営ポリシーが、K&L Gatesの強さの源泉なのだろう。

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    オフィスの内装は全37オフィスを統括するアートデザインチームによるもの。モダンアートなどをセンスよく配置
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    3つの会議室はそれぞれ「UME/SAKURA/KIKU」とネーミング(写真は「KIKU」)。クライアントとの会議のほか、プラクティスグループのビデオ会議、所内勉強会にも利用。勉強会は、弁護士が持ち回りで講師となり、月1~2回のペースで実施。8月からは、ビル最上階の霞山会館を借り、クライアント向けのセミナーも開始。8月のテーマは「民訴法の国際裁判管轄の改正に伴う問題」と「ドッド・フランク法」