Vol.27
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左3人目より、氏家大輔弁護士(新64期)、入江秀子弁護士(45期)、松江仁美弁護士(45期)、松江頼篤弁護士(40期)と、秘書課の皆さん

左3人目より、氏家大輔弁護士(新64期)、入江秀子弁護士(45期)、松江仁美弁護士(45期)、松江頼篤弁護士(40期)と、秘書課の皆さん

STYLE OF WORK

#47

弁護士法人 淡路町ドリーム

弁護士と所員が一丸となって「永続性ある組織づくり」に挑む

企業法務と一般民事の割合が同じ。“お節介度120%”で案件に取り組む

弁護士法人 淡路町ドリーム

不動産企業の建築瑕疵問題・紛争などを多く手がけ、離婚案件においても手腕を発揮してきた松江仁美弁護士。松江氏は2011年7月、「淡路町ドリーム法律事務所」を開設。新たに3名の弁護士を迎え入れ、今年1月、法人化に踏み切った。半年強という短期間で体制整備した、その理由を聞いた。

「従前より『市民と法律家の距離を縮めたい』という強い思いがありました。そのためには相談者が来るのをただ待つのではなく、〝自ら発信〞していく必要があります。そこで改称をきっかけに、ホームページで情報を発信したところ、目に見えて相談件数が増加したため、弁護士を中心に増員。人が増えたことで、全員の目的共有、効率的な業務体系構築、弁護士以外のメンバーのキャリアプランや福利厚生の充実など、事務所としての堅固な基盤をできるだけ早くつくる必要性を感じました。それらを実現する方法として、法人化を選択したのです」

業務の標準化・効率化に関する提案や防災会議の実施など、秘書課からの提案も柔軟に受け入れ、年頭の経営計画発表や月1回の事務所会議には〝全社員〞参加で、意思統一を図っている。

「〝一代限り。私じゃないとダメ〞という事務所は、今後、顧客から選ばれないのではないでしょうか。様々なノウハウやナレッジを蓄積して次代に伝えていく。法人化によって永続性ある組織を確立することが、顧客に対する安心・責任の担保であり、社会から求められる事務所のかたちだと思うのです」

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    「代表者になって、相談に来られる経営者の気持ちに、さらに共感できるようになりました」(松江仁美弁護士)
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    事務所の雰囲気を例えていえば「新聞社の社会部デスク」。活気にあふれ、情熱的なメンバーが揃う。毎週月曜は弁護士会議を行い、それぞれが手がける案件の期日や方向性の統一、流れを全員で確認する。情報共有と迅速な連絡実現のため、全員が「iPad」を活用

現在、事務所が請け負う案件の割合は、個人5割、法人5割。個人案件は、離婚問題や相続、交通事故など一般民事、法人案件は労務管理、企業間取引、事業承継など企業法務が主だ。

「当事務所のモットーは、『お節介度120%』。つまり法律で解決できることが100とすれば、プラスの20は『依頼者自らが決心・行動するために必要な気持ちの整理』だと考えます。その20を自覚してもらうため、後押ししたり、時に苦言を呈することもあります。依頼者の本音で法律論の方向性が変わることもありますから、『依頼者に最適な解決を、法的に行うこと。それを全面的にサポートすること』を大切にしています」

弁護士法人 淡路町ドリーム
日本空手道松濤會の支部道場「ぶらり庵」。空手道35年の松江仁美弁護士が指導部長を務める。誰でも参加できるようにと参加費は1回600円。「教えることも稽古」で、指導者も参加費を払う。毎週水曜の稽古は事務所併設の道場で。「弁護士業務と空手は私にとって車の両輪みたいなもの」と、松江氏

さて同事務所は、ほかにはないユニークな活動も行っている。一つは「女塾夢空間」の運営だ。これは、松江氏が女性依頼者と接するなかで、「彼女たちが自分らしい選択で人生を切り拓いていく必要性」を痛感し、設立したもの。女性のためのセミナーなどを通じて「生き方や考え方のヒントを共有する場」を提供している。そしてもう一つは、空手道場の運営だ。そこには学生・社会人・子供など、多様な属性の生徒が毎週通ってくる。依頼者へのスタンスとこうした活動を併せて見ると、同事務所が社会に提供しているものは、法律事務所を母体とした「生きる力を鍛える場」ととらえることもできる。

「空手道二十訓の中に『空手は湯の如し絶えず熱度を与えざれば元の水に還る』があります。『稽古は一生。無に帰すのはたやすいので日々精進せよ』という意味。これは弁護士業にも通じる心得で、私自身、日々の行動指針としています」

稽古の原義は「いにしえに学び、今なすべきことを正しく知る」ことである。依頼者のため、「なすべきことを正しく行う」という精神は、松江氏を中心とする弁護士法人淡路町ドリームに通底している。

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