私は、企業法務とコンプライアンス分野で専門性を築いてきました。外国法事務弁護士ですから、訴訟対応は当然、日本法の弁護士と連携し、私は予防法務と和解に注力します。ほかに会計・税務、入管・雇用、特許等の知的財産権、ガバナンスやリーダーシップなども、信頼できる弁護士や各専門家と協働します。事務所のメンバーは私一人ですが、幅広いネットワークで守備範囲を広げています。つまり、日本法のアドバイスは日本の弁護士・専門家と連携しますが、その際に私は、〝ビジネス視点と異文化理解〟を融合した〝法務リーダー〟として、全体をつなぐ役目を担います。
私が考える、この仕事に必要なマインドセットは5つ。①希少性よりも豊かさ(ネットワークを積極的に共有し、必要に応じて専門家を紹介し、内製化できる案件はクライアント自身に任せていく)、②ロングターム思考(関係構築に時間をかけて信頼を得る)、③高水準のサービス品質と20%のプラスα(期待を超えるサービスを提供する)、④曖昧さに耐える力と境界線の管理(外部人材が内部に深く関与する仕事なので、寄り添って戦略的助言を行いつつも、客観性と独立性を保った適度な距離感が大切。すべての意思決定に関与できなくても動じない精神的柔軟性も必要)、⑤起業家的思考(ビジネスオーナーの意識を持つ)。
私がこのビジネスモデルを立ち上げた頃は、ロールモデルがいなかったので、「自分がロールモデルになろう」と思って進んできました。他人の〝成功の型〟に自分をあてはめる必要も、決まったキャリアパスに従う必要もありません。企業法務、法律事務所、スタートアップ、行政などの様々な仕事にかかわっていけるのも、あるいはまったく新しい道を自ら切り開いていけるのも、弁護士という職業の魅力です。ぜひ、あなたオリジナルの〝成功のかたち〟を見つけてください。