「企業内では、経営判断のシビアさというものを目の当たりにしました。そこで強く意識したのは、経営陣の皆さんが経営判断の原則に沿った検討プロセスを踏むその過程において、適切な判断材料を弁護士という立場から提供するという姿勢です。しかもそれは迅速でなければならない。このようなリーガルリスクマネジメントの経験値こそが、私どもの強みであると信じています」
前述分野のほか、会社法はもちろん、金融商品取引法、保険業法・保険法、反社会的勢力排除など、両弁護士の経歴を生かした特定分野を取り扱う。このように守備範囲を限定しているため、案件は、ほかの弁護士からの紹介が相当数ある。同業者からの紹介は、専門性が評価されていることのバロメーターだと両氏は言う。