同事務所では案件に携わる際、通常、パートナー1人にアソシエイト1~3人のチーム制を敷き対応する。「チームを固定化せず、すべてのパートナー弁護士とアソシエイト弁護士がタッグを組めるようにローテーションします。このことにより、アソシエイト弁護士は訴訟案件から労働問題などに至るまで企業法務に関わる全般の経験を積むことができ、経験値を高めることができるのです」と松井秀樹弁護士は語る。このような“みんなで若い人を育てよう”というスタンスが同事務所の特徴の一つ。月2回開催されるパートナー会議では、常に若手の教育の議論がなされるという。
同事務所のスローガン。それは「ルール オブ ロー」だ。「設立以来、ずっと受け継がれてきた精神です。何でもかんでも企業の利益になるような活動をするのではなく、常にバランス感覚を持って公平な判断・アドバイスをする。この精神は、全所員に刻み込まれています。時には顧問先企業に対して厳しいことも言います。そのスタンスとルール オブ ローに基づく情熱が、信頼を得ているのだと思います」(武田弁護士)