Vol.3
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写真中央(手前)がパートナーの松村祐土弁護士。左から山田広毅弁護士(59期)、竹内哲弁護士(60期)、大野志保弁護士(59期)、高谷知佐子弁護士(47期)、森田恒平弁護士(58期)

写真中央(手前)がパートナーの松村祐土弁護士。左から山田広毅弁護士(59期)、竹内哲弁護士(60期)、大野志保弁護士(59期)、高谷知佐子弁護士(47期)、森田恒平弁護士(58期)

STYLE OF WORK

#4

森・濱田松本法律事務所

40の会議室、7万冊の蔵書を備えるスケールと複数で執務室をシェアする風土が若手を育てる

集積された法的ノウハウを生かし、より高度なリーガル・サービスを提供

森・濱田松本法律事務所
東京駅丸の内北口から徒歩2分圏内にあるビル1階のロビーから、受付のある17階までは専用エレベーターで直行

国内法律事務所としてスタートし渉外分野に業務を拡張していた森綜合法律事務所と、創業期から渉外案件も含めたファイナンス分野で高く評価されていた濱田松本法律事務所。この2つの事務所の合併により2002年12月に森・濱田松本法律事務所が設立された。相互に業務分野を補完・拡充させることで、合併以前にも増して“より良く、より速く”依頼者のニーズに応えることができる体制へと基盤を固めた。

その後05年7月には知的財産権の分野に強いマックス法律事務所と合併。弁護士246名、外国弁護士11名に加え、司法書士有資格者、外国人トレーニー、パラリーガル、翻訳、司書ほかスタッフ約400名(08年1月1日現在)を擁する、日本有数の大規模法律事務所である。

「集積された法的ノウハウを生かすことで、より高度なリーガル・サービスの提供が可能になりました。しかし、どれだけ最先端の法知識を駆使できるようになっても、“Best for clients”の基本理念は忘れず、クライアントから最も信頼いただける法律事務所であり続けたいと考えています」

そう語るのは、松村祐土弁護士(50期)だ。依頼者にとっての最善を目指すためには、良質なリーガル・サービスを生む弁護士が高いパフォーマンスを発揮できる環境を整えることが重要。そう考える同所の特徴やさまざまな工夫を聞いてみた。

森・濱田松本法律事務所
図書室とは別に、各法分野に関連する資料を集めたライブラリーが各フロアに設置される

「図書室には7万冊の蔵書があり、これは法律事務所でも日本最大級。会議室は8名から100名まで対応可能なタイプが40室。判例や法令を検索できるデータベース、必要な情報を掲示板上で公開・発信し、瞬時に共有できる所内ポータルサイトも構築しています」(松村氏)

また、執務室については、一部のシニア弁護士を除いて個室は使用せず、パートナー・中堅アソシエイト・若手アソシエイトの3人ないし4人でひとつの執務室をシェアして、風通しのよい環境を整える。

「先輩、後輩が机を並べれば、若手はプレッシャーを感じるかと思いきや、実際にはチャンスが多いことを悟ります。互いに敷居の低い文化をつくろうという伝統があり、弁護士同士のコミュニケーションもとりやすく、日常の些細な質問から仕事上の難解な法的論点に関するアドバイスまで、思い立ったら即行動に移せる距離感です。その一方で電話の応対ひとつに先輩からダメ出しされることもあります。いい意味での緊張感があり、若手が成長するスピードを速める効果が上がっています」(松村氏)

森・濱田松本法律事務所
各フロアに6〜8室設置されている合議室は、プロジェクトチームなどの所内打ち合わせや所外との電話会議の際に使用。白熱した議論が展開される。写真は、奥左から時計回りに山田弁護士、高谷弁護士、森田弁護士、竹内弁護士、内田晴康弁護士(25期)、松村弁護士、大野弁護士

“志ある若手弁護士が最大限成長・活躍できる場”でありたいと考える同法律事務所では、案件のチーム編成にも、経験年数、得意とする法的分野など、さまざまなバックグラウンドを持つ弁護士を積極的に組み合わせ、所内の各所にある“合議室”で、年次を超えて議論をぶつけあう。

「若手弁護士でも、パートナーの指導の下で準備と研鑽を重ねることによって、案件処理に十分貢献することができます。また、経験にとらわれず柔軟な解決策を見いだせることも少なくありません」(松村氏)

  • 森・濱田松本法律事務所
    20名対応の会議室。窓から丸の内のオフィス街やお台場の観覧車も臨めるほど眺望が美しい
  • 森・濱田松本法律事務所
    4人用の執務室。会議室に移動せずとも、室内の弁護士同士が常に情報共有できるオープンな環境。写真は、左から石黒徹弁護士(32期)と大野弁護士、山田弁護士