「毎年、アソシエイトを対象に、目指したい専門分野、国内外の留学意向、希望執務地域についてなど、“意向調査”を行っています。また“留学支援制度”も設けており、本人の希望をできる限りサポートする体制を整えています」
その風土が若手に与える影響を、アソシエイトの立場から、山田晃久弁護士が説明する。
「結論を言えば、自主性が育まれていると考えます。依頼者へのアドバイスでは、若手も『何か一つでも自分なりの付加価値を』と心がけていますし、所内では議論・研究の場としてのプラクティスグループをアソシエイトが自発的につくり、自身の強み・得意分野を見つけ、伸ばそうと日々活動しています」
國吉雅男弁護士は、アソシエイトを含めた弁護士全員の気質から、事務所の強みをこう見る。
「全員『一騎当千であれ』が、事務所のモットー。そうした、力のある弁護士が融合し合って生み出される大きなシナジーが、当事務所の最大の強みです」
最後に、安保弁護士が描く、事務所の将来像を聞いた。
「事務所の総合力が求められる時代になるでしょう。仕事はもとよりワークライフバランスまで考慮し、全員が『ここで仕事ができてよかった』と満足できる、“成熟した組織”を目指します」