Vol.47
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前列左より、川﨑翔弁護士(62期)、大澤一郎弁護士(55期)
後列左より、松村茉里弁護士(64期)、前田徹弁護士(64期)、三井伸容弁護士(65期)、今村公治弁護士(65期)、粟津正博弁護士(66期)

前列左より、川﨑翔弁護士(62期)、大澤一郎弁護士(55期)
後列左より、松村茉里弁護士(64期)、前田徹弁護士(64期)、三井伸容弁護士(65期)、今村公治弁護士(65期)、粟津正博弁護士(66期)

STYLE OF WORK

#83

よつば総合法律事務所

企業法務、事故、医療・介護分野で躍進。日本一の“地域総合型法律事務所”を目指す!

千葉県柏市を主要エリアとする“地域総合型法律事務所”。交通事故から相続、企業法務など

よつば総合法律事務所
所長の大澤弁護士は大手渉外事務所を退所後、「弁護士の本分、社会的弱者に寄り添う弁護士でありたい」と、当事務所を設立

千葉県柏市を主要エリアとし、企業法務、交通事故、相続などに関与する、よつば総合法律事務所。顧問先は100社以上。依頼者は地元企業、学校・保育所、介護施設、保険代理店、法人会や組合など、公的機関・団体も多く、千葉県域のリーガルアクセス向上に貢献している。

大澤一郎弁護士は「例えるなら、都道府県に一つはある“総合病院”的な事務所です。多様な診療科と救急も備え、高度な技術を頼りに紹介状を持って人が駆け込むような場所」と言う。

「我々は、21世紀の日本を代表する“地域総合型法律事務所(地方都市の法律事務所のモデルとなる事務所)”を目指しています。地域に根ざした多様な相談があるなか、得意とするのは労災、医療、交通事故直後などの重傷事故全般。特に交通事故は医師などからの紹介もあり、月間20〜30件の受任実績があります。被害者が事故という不幸を乗り越え、社会と向き合い未来へ向かって歩き出すためのサポートを行っています」

パートナーの川﨑翔弁護士も「金銭的な解決だけでなく、事故で負った心的不安も含め、被害者を励まし、相談いただけることがやりがい」と語る。

こうした交通事故案件は“民事事件、裁判の基本”というのが、大澤弁護士の見解だ。

「事実関係の確認・整理、医師へのヒアリングなどを通じた証拠の収集、補償などにまつわるお金の計算、および一連の書面作成、対裁判官への説得力ある伝え方、辛い思いをしている被害者に対する対応力まで、弁護士に必要な訴訟ノウハウや心がけのすべてが身に付きます。交通事故事件ができたら民事事件は何でも対応できる、が持論。民事事件の基礎案件を数多く手がけられるので、当事務所の弁護士は成長が早い」

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    月1回、全弁護士で法律実務研究会を開催。税理士、社労士、司法書士、弁理士、医師との連携もあり、勉強会に整形外科医を招くことも。月3回のランチミーティングや、各専門分野のグループで随時勉強会を実施
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    所内には勉強会に用いる人体模型(骨盤や腰椎・脊髄)を用意
よつば総合法律事務所
パートナーの川﨑弁護士。「医療過誤などの事件を専門にしていきたいと、いくつかの事務所を訪ねたところ、“面白いですね”と即答してくれたのが大澤弁護士。事務所の発展性と、スキルの裾野を広げられる事務所と感じ入所しました」

新人でも一定年数と実績を鑑み“全員がパートナーに(前例では入所5年程度)”を前提に採用を行う。川﨑弁護士に、教育体制を聞いた。

「新人には事務的な面で指導担当が付きますが、専門分野を極めた弁護士が集まった“総合病院である”という考えのもと、事件については全弁護士と組む体制にしています。そのうえで自分が得意とする分野を定め、そして経営に深く関与するパートナーになるのか、専門分野を極めるパートナーとなるのか、本人の志向に照らして決めてもらう。大澤が月に1回個人面談を行うので、そうした場での気付きもキャリア形成のヒントにしてほしいと考えています」

大澤弁護士は55期、メンバーは62〜66期で構成。期が近いこともあって風通しがよく、自分の仕事の手を止めて相談に乗る風土が醸成されている。大澤弁護士は、今後の事務所の在り方を次のように語る。

「千葉にもいい事務所がたくさんあります。そこで私たちが存在意義を高めていくには、“この事件なら、よつば”と言われる得意分野を極めること。現在は重傷事故事件ですが、企業法務と相続分野もさらに深めていきたいと考えます。また、今も隣接士業、医療機関との強固なネットワークを築いていますが、弁護士数をまずは20名まで増やすという数値目標もあります。来年4月には支店も開設予定で、64期の経験弁護士が所長となる予定です。コミュニケーション能力、協調性、法的思考能力、ストレス耐性があり、依頼者の利益を第一に思える仲間と共に、事務所をもっと発展させていきたいですね」

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    所員は62~66期(年齢20~30代)。仲がよく相談しやすい。「“先生”ではなく、“さん”で呼び合うことが、うちのルールです」と大澤弁護士
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    同事務所はWebサイトの充実に加え、来所者に持ち帰ってもらえる法的対処のポイントを記載した紙資料も併せて用意。「株式譲渡」「取締役の責任」「取引先が破綻した場合の回収法」などを、A4用紙1枚で詳細に解説。そんなサービスの手厚さも自慢
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    事務局と一緒にイチゴ狩りなどに出かけることも。写真は、2012年に軽井沢に事務所旅行した時の一枚