Vol.51
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皆川克正弁護士(新60期)、亀田治男弁護士(新62期)、大野ゆかり弁護士(新63期/当日不在)と、事務局スタッフ2名

皆川克正弁護士(新60期)、亀田治男弁護士(新62期)、大野ゆかり弁護士(新63期/当日不在)と、事務局スタッフ2名

STYLE OF WORK

#90

皆川恵比寿法律事務所

商社法務部で培った多様な経験と人脈を礎に、渉外法務に強く地域に根ざした事務所を運営

恵比寿に根差し渉外法務に精通する弁護士事務所

皆川恵比寿 法律事務所設立者の皆川克正弁護士は、三菱商事の法務部に6年間勤務した後、会社を退職し、昼間はアルバイトをしながら夜間のロースクールに通い、資格を取得。弁護士登録後、日系法律事務所(企業法務)、外資系法律事務所、外資系企業でのインハウスロイヤーを経て独立開業を果たした。

皆川恵比寿法律事務所
三菱商事法務部時代は国内外の新規事業投資案件、M&A案件、コンプライアンス関連業務などに従事。在職中に携わったM&Aが同社史上最大の利益をもたらす案件となり、社長特別賞を受賞した。なお、大学時代から交際していた奥様も功労者なのだとか。「私がどんな道を選ぼうとも、“寄り道”をしようとも応援してくれる。心から感謝しています」。弁護士業務の傍ら、成蹊大学法学部、東京工業大学大学院グローバルリーダー教育院で講師を務めたこともある。

「2010年の開業時、顧客ゼロからのスタートでした。先に独立したロースクール同期の言葉、『半年間売り上げがなくても生活できる貯蓄があれば大丈夫だ!』を糧に奮励し、1年ほどで軌道に乗せることができました」と、皆川弁護士。顧客開拓の余地がある地域、自宅と裁判所の中間地点という観点で恵比寿を選び、そこに本社や支店がある法人、そこに住む個人の相談に乗ることで、地域に根ざした事務所をつくるべく、出会いを大事にして歩んできた。

地元に支店を置く金融機関(信金)から「取引先の中小企業の、特に海外進出に関するアドバイスを」という依頼や、恵比寿に拠点を置く大小様々な企業の個別案件を通じて足場を固めた。現在は大手外資系メーカーの日本法人、IT企業、アパレル会社、コンサルティング会社、教育関連企業、エンタテインメント関連企業など、狙いどおり恵比寿界隈の様々な企業の法的支援に奔走している。

強みはなんといっても渉外法務に精通していること。日系・外資系の企業および法律事務所での勤務経験を持つ皆川弁護士ならではだ。

「当事務所のメイン顧客層である中小企業も、今や外国企業との取引が不可避であり、社会通念やビジネス上の常識が異なる取引条件交渉や契約締結を行う場面が増しています。商社や外資系法律事務所で培ったネットワークを生かして、ほぼ全世界にアクセスできるため、各国のコストパフォーマンスの高い弁護士と協働で案件対応することが可能です。また外資系企業に勤めていた経験から、外国企業の交渉術や意思決定の仕方を熟知しています。つまり相手方が譲歩できるポイントを見極めながら、ムダな修正や対応を回避し、実践的で効果的なアドバイスが提供できる。これも当事務所の大きな強みの一つです」

皆川恵比寿法律事務所
弁護士は、代表パートナーの皆川弁護士、アソシエイト2名の、合計3名。アソシエイトの両名も、金融機関(資産運用部や、融資担当職)から弁護士へと転身。企業での経験、人脈が今に生きる
皆川恵比寿法律事務所
弁護士3名とも、電話機に自分のICレコーダーを常時装着。気になる相談内容、口頭のやり取りを残せるようにという小さな工夫だ

皆川弁護士は、そうした優れた法的サービスをリーズナブルな価格に設定。しかも遅くとも12時間以内には何らかの返答をするという、クイックレスポンスを心がけているそうだ。

同事務所のロゴマークには“人と人とのつながりを大事に、一つひとつの出会いを大事に”という思いが込められている。それは顧客との関係性はもちろん、皆川弁護士がこれまでに出会ったすべての人に向けられているのではないだろうか。実際、「事務所開業時から、三菱商事時代の多くの仲間が気にかけてくれた」と皆川弁護士は語る。

皆川恵比寿法律事務所

「独立してほんとに食べていけるのかと、みんなが心配してくれました(笑)。大先輩が定年退職後、知り合いの経営者を紹介してくれたり、後輩が『父の経営する会社に顧問がいないのでやりませんか』と声をかけてくれたり。意図したわけではなかったものの、商社に入り、法務部に配属されたことがきっかけで、弁護士を目指すことになり、なってみたところ、縦横上下すべての人とつながりを持てていることに本当に感謝しています」

また商社法務部で得た恩恵は人脈だけに留まらない。

「若手でも大型案件を任せてもらえましたし、営業グループのマネージャーと海外出張に行き、英語で契約交渉をする機会も多くありました。ドラフティングスキルはもちろん、どんな顧客や交渉相手でも対応できる度胸が身につきました」

その後、外資系法律事務所では事務所運営におけるマーケティングについても学んだ。様々な“場所”での経験を“寄り道”と呼ぶ皆川弁護士だが、「すべてが今の自分にとって価値あることなのです」と笑顔で語る。

短期的には収益に直結しなくとも、大事に蒔いた種は、いつか必ず芽吹く。皆川弁護士の仕事ぶりが、それを教えてくれる。

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    Facebook上で「英文契約書チェックサービスの特別資料」を無料配布。「英文契約作成・レビューの心構え」「英文契約のチェックの5つのポイント」などを解説。顧客獲得のきっかけづくりに工夫を凝らす
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    開業当初のオフィスで行ったお披露目パーティ風景。会社員時代の先輩・同僚などが駆けつけてくれた。彼らから仕事の紹介もあったそう
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    開業時、大学時代の友人から贈られたのは大型の花輪。「その台座をネクタイかけに利用(笑)」と皆川弁護士