Vol.62
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前列左から、関根良太弁護士(52期)、大森吉之弁護士(58期)。後列左から、土門高志弁護士(59期)、岡香里弁護士(59期)、新田梨恵弁護士(60期)。弁護士17名、外国法事務弁護士・外国弁護士3名、パラリーガル3名、事務スタッフ7名が所属

前列左から、関根良太弁護士(52期)、大森吉之弁護士(58期)。後列左から、土門高志弁護士(59期)、岡香里弁護士(59期)、新田梨恵弁護士(60期)。弁護士17名、外国法事務弁護士・外国弁護士3名、パラリーガル3名、事務スタッフ7名が所属

STYLE OF WORK

#113

DT弁護士法人(デロイト トーマツ グループ)

グローバルネットワークと総合力を生かし、プロフェッショナルなワンファームに!

グループ内のプロフェッショナルとチームを組み総合的な解決までのスピードも速い

DT弁護士法人(デロイト トーマツ グループ)
代表パートナー、関根良太弁護士。国内外のM&A・組織再編案件、企業危機管理案件などを取り扱う

4大会計事務所の一角を占める、デロイト トーマツ グループのメンバーファームであるDT弁護士法人。代表パートナーを務める関根良太弁護士に、同事務所の特徴を聞かせてもらった。

「国内だけでも、グループ内には約1万1000名の様々なビジネスプロフェッショナルが揃い、彼らと緊密に連携しながら質の高いサービスを、ワンファームとしてクライアントに提供できること。さらに、我々は世界80カ国に約1800名の弁護士を擁するデロイト リーガルの日本拠点という位置づけですから、グローバルなネットワークを活用できることも大きな強みです。昨今、クライアントの抱える課題は複雑かつ多岐にわたり、それが法律問題なのか、税務・財務上の問題なのか、ビジネス全体にまつわる問題なのか、判別しにくくなっています。しかし我々は、グループ内の公認会計士、税理士、ビジネスコンサルタント、М&Aアドバイザーなどのプロフェッショナルとチームを組んで業務に当たるため、〝課題の解きほぐし〞も、総合的な解決までのスピードも速いといえるでしょう」

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土門高志弁護士。国内外のM&A・組織再編、企業不祥事への対応を得意とする

例えば、中国での投資案件なら中国オフィスとチームを組むことになるが、国内においても税務・財務・ファイナンシャルアドバイザリーなど多くのメンバーと弁護士が一体となって、あらゆる面からのプロコン(利点・欠点)の検討を行う。その〝一体である強さ〞を、土門高志弁護士が説明してくれた。

「調査レポートを作成する際、『リーガル的には最善の選択肢だが、財務・税務的にはベストとはいえない』という局面があります。そうしたあいまいな結果をクライアントにそのまま伝えるのではなく、『法務・財務・税務を総合したグループとしての最適解は何か』をとことんチームでディスカッションし、その結果をもって、〝クライアントの事業の先〞を見越したソリューションを提案する。これが〝一体である強さ〞の一例です」

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大森吉之弁護士。金融規制、アセットマネジメント分野での経験が豊富

主要な取り扱い分野のうち特徴的なのはインベストメントマネジメントだ。チームを率いる大森吉之弁護士に内容を伺った。「主に、日本からの資金調達や日本での投資活動を行う海外の金融機関に対して、国内の金融規制法に関するアドバイスなどを行っています。また、国内の事業会社・金融機関等が海外ファンドを購入する際の契約交渉やアドバイス等も提供しています。我々のチームは、日本法を担当する国内弁護士、ネイティブの外国法事務弁護士、司法書士資格を有するパラリーガルがタッグを組んで、国内外のヘッジファンドやプライベートエクイティファンド等のクライアントを着実に増やしています。専門性の高い分野ではありますが、デロイト全体として金融分野は強化したいところなので、そのニーズに合った動きといえます」

そうした同事務所での仕事の面白さは、「案件のかなり早い段階、つまりクライアントの悩み・課題の根本に近い部分からゴールまでをサポートできること。財務・税務など様々なファンクションのメンバーと協働するため、弁護士のニーズはこんなところにもあるのだという気づきが得られること」と、三弁護士は声を揃える。

DT弁護士法人(デロイト トーマツ グループ)
丸の内ビジネスエリアに位置するオフィス。弁護士・スタッフなどのシマを中央に、パートナーのオフィスやミーティングルームが並ぶ。スタンディングデスクが設置された明るいミーティングルームは、丸の内仲通りを望む

最後に、関根弁護士に、今後の採用予定などについて伺った。

「我々はこの4月に設立4年目を迎えます。これまではパートナーやシニアなど即戦力となる弁護士を集め、お客様のニーズを掘り起こし、確実に仕事をデリバリーし、信頼関係を築くことに注力してきました。そうやって積み上げてきた仕事が、グループ内外でも評価されてきており、多くのお客様からご依頼を頂くとともに、多くのグループ内法人から、協働の提案をもらう機会もどんどん増えています。創業期のフェーズから次の成長期のフェーズに移行できたと判断し、初の試みとして新人(71期)採用も実施しました。若手を指導しながら、私たちも共に学び、さらにクオリティの高い仕事ができる組織にしていきたい。デロイト トーマツ グループという大きな組織の一員ですが、我々自体はベンチャー企業のように、自由かつチャレンジングなカルチャーを育んでいます。弁護士の枠にとらわれず仕事の幅を広げてみたい方、様々なプロフェッショナルとチームを組んでダイナミックな仕事がしたい方を歓迎します」

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    グループの税理士法人と「Tax & Legal Year-end Party」を合同で開催。サークル活動も活発だそう。海外のデロイト リーガルとの会合を毎年実施。これが各国メンバー間の結束を強める一助となっている
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