事務所探訪:2017年5月号 Vol.57

事務所探訪

アトーニーズマガジン 事務所探訪

多種多様な「働く場」としての法律事務所を、読者に代わり、編集部が取材します。事務所の理念・方針・特徴・こだわりや工夫が凝らされた事務所の“日常風景”を分かりやすくお伝えします。

Style of Work

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上村・大平・水野法律事務所

渉外法務に強い気鋭のビジネスローヤーが ハイエンドかつ顧客目線のサービスを提供!

コーポレート、ファイナンスを中心とする多数の複雑なトランザクションを主任弁護士として取り扱ってきた、上村明弁護士、大平興毅弁護士、水野海峰弁護士がパートナーを務める上村・大平・水野法律事務所。「独立性を保ちながらも、協働での相乗効果は高い」と語る三氏。得意分野や、これまで多く関与してきた分野について、それぞれに伺った。

「М&Aや組織再編、ジョイントベンチャーなどの国内案件、クロスボーダー案件(インバウンド/アウトバウンド)を得意としています。契約書やデューディリジェンスレポート、交渉などを当たり前に英語で行い、複数国の現地法律事務所とネットワークを有し、大手渉外にひけをとらないサービスを提供できる。この規模の事務所としては、希少な存在だと思います」(上村弁護士)
「ジェネラルコーポレートを基本としており、なかでもクロスボーダーを含む訴訟・紛争解決が得意分野です。どの案件も初期段階から一手一手を緻密に積み上げながら、最終的に最大効果を構築・提供することを常に心がけています。また、前事務所で培った不動産証券化などのファイナンス、知的財産権の分野でも、多くの実績を上げています」(大平弁護士)
「私は、主に中国と日本とのトランザクションを得意としています。経営陣へのリスク説明にとどまらず、アドバイスやコンサルティングも行い、さらに実行部分まで担当します。中国法に止まらず、中国人や中国の商慣習への理解とネイティブレベルの中国語力が、自分の強みだと思います」(水野弁護士)

三氏とも、いわば〝気鋭のビジネスローヤー〞である。上村弁護士がアンダーソン・毛利・友常法律事務所、水野弁護士が曾我・瓜生・糸賀法律事務所(当時)、大平弁護士がファイナンスに強い渥美総合法律事務所(当時)で経験を積んできたことからも、その実力は明らかだろう。昨年、3人が協働した仕事として、中国企業によるM&A案件がある。「私が中国の国有企業に対して意見書を書き、全体をまとめ、上村弁護士と大平弁護士が、日本法の対応や日本国内の交渉を取りまとめました」と、水野弁護士。「水野弁護士は中国語がネイティブですし、中国の方々の〝動かし方〞〝思想〞にも精通しているので、迅速な前さばきができる。数十億円規模の案件とはいえ、中国チーム(中国國浩律師集団)の力も借り、大きな中国企業の人たちの矢面に立って、1カ月ほどでまとめあげるというのは、彼でなければできなかった」と大平弁護士も振り返る。

それぞれが異なる分野で強みを持ち、相互補完しながら仕事を進める。共通するのは、弁護士という仕事の捉え方だ。それは、〝弁護士業はサービス業である〞ということ。上村弁護士は言う。「私自身、お客さまのビジネスを理解し、スキームや将来展開も含めた提案・コンサルティングを提供し、共に悩み、乗り越えるというところに一番のやりがいを感じています。たまたま弁護士資格を持っているので、法的見地からアドバイスを行っているだけだと思うのです」弁護士という肩書にとらわれず、仕事の範囲を固定せず、大平弁護士、水野弁護士も、〝徹底したお客さま目線のサービス〞を常に実践してきた。その〝ぶれない共通の思い〞という軸を守りながら、従来の法律事務所には成し得なかった、〝最上級のクライアントファースト〞のサービス提供に挑戦し続ける。

「止まれば下がるだけ。後進もついてこないでしょう。だから成長・発展のために、前に進み続ける」と異口同音に語る。気心の知れた仲間というよりも、同じ旗印を掲げる〝千軍万馬の強者〞という印象の三氏であった。

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