企業法務を手がけるようになったのも、一つの出会いからだと鳥飼弁護士は語る。
「企業法務の師、弁護士としてあこがれる久保利英明弁護士、中村直人弁護士とあるセミナーで運命的に出会い、両先生のセミナーで徹底的に企業法務を勉強しました。幸運にも共にセミナーの講師をする機会を得て、両先生には株主代表訴訟の仕事もさせていただきました。それが企業法務分野での出発点。当事務所の若手弁護士には、先輩弁護士のセミナーへの参加を奨励しています。あこがれられる先輩弁護士の存在は、若手弁護士の成長を促しますから」
このように積極的に動き、勉強を重ねることで新たな分野を切り開き、チャンスを得てきた鳥飼弁護士は、若手の育成でも自主性を重んじていると言う。「当事務所の弁護士は私より優秀だと思っていますので、手はかけない方針です。その代わり、事務所内の卓越した能力のある先輩に教えを受けることができますし、数多くのチャンスを与え、優れた先生方も紹介します」