Vol.61
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前列左より、徐東輝弁護士(70期)、小笠原匡隆弁護士(65期)、角田望弁護士(65期)。後列左より、柳田恭兵弁護士(66期)、味香直希弁護士(66期)、八木田樹氏(法律事務所ZeLo技術顧問)、時武佑太氏(㈱LegalForce CTO)

前列左より、徐東輝弁護士(70期)、小笠原匡隆弁護士(65期)、角田望弁護士(65期)。後列左より、柳田恭兵弁護士(66期)、味香直希弁護士(66期)、八木田樹氏(法律事務所ZeLo技術顧問)、時武佑太氏(㈱LegalForce CTO)

STYLE OF WORK

#111

法律事務所ZeLo

リーガルサービスとテクノロジーの融合で、企業法務領域に“変革の波”をもたらす

リーガルサービスの変革を掲げ、リーガルテック分野のプロダクト開発を行う会社も創業

法律事務所ZeLo
小笠原弁護士

小笠原匡隆弁護士と角田望弁護士が2017年に設立した、企業法務を中心に取り扱う法律事務所ZeLоは、創業理念に「From Zero to Legal Innovation――リーガルサービスの変革」を掲げる。その実現に向けて、両弁護士はリーガルテック分野のプロダクト開発を行う株式会社Leagal Force(以下LF)を併せて創業。この挑戦の背景にある想いを、小笠原弁護士に伺った。

「弁護士業界は、他業種では考えられないような旧態依然とした慣習がいまだ色濃く残っています。例えば裁判所への書面の提出はファクスか郵送ですし、クライアントとのやりとりは主に面会か電話。また、業務は労働集約型で、個々の弁護士が持つ優れたノウハウや経験は属人的。それがクライアントに公平にシェアされていないと感じていました。そうした従来の弁護士の仕事の進め方、在り方を変革したい、最先端のテクノロジーを駆使して挑みたい――そう考えて独立しました」

つまりZeLoでは、LFのテクノロジーを活用した法律サービスを提供していくことを、主眼の一つとしている。

「まずは、契約書レビューや法律相談などについて、クライアントと弁護士とのコミュニケーションをクラウド上で完結させるサービスの提供を始めます。具体的には、我々が法律の実務家として仕事をするなかで〝不便〞と感じていた点を払拭し、クライアントにとってよりリーガルにアクセスしやすい環境を整えたサービスです。β版を一定のクライアントに対してクローズドで公開し、その反応を収集しながら改良を進めていきます」(角田弁護士)

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角田弁護士

設立からまだ日は浅いが、すでにМ&Aの契約交渉やデューデリジェンス、システム開発紛争、IPO支援、仮想通貨を新たに取り扱う企業へのリーガルアドバイスなど、多様な案件に関与。顧問契約も月に3、4社ずつ増えているとのこと。ZeLoらしい案件の話を、角田弁護士に聞いてみた。

「ある上場企業の中に入り込んで、法務部の仕事をしていることでしょうか。『有資格者を採用したいがフルコミットするほどの業務量はない』と悩んでいたクライアントに対して、我々が週2日、3時間ずつ常駐し、契約書レビューや法律相談などを引き受ける提案をしました。〝重ための顧問〞という感じですね。LFが開発しているプロダクトは、そのような弁護士の業務・サービスの提供を効率的かつ強力にサポートするもの。海外では〝リーガルプロセスアウトソーシング(法務業務の外部委託)〞と呼ばれ、アウトソーシング市場の成長分野として捉えられています。他事務所と差別化するためにも、独自開発のリーガルテックを活用しながら、企業への関与・アプローチを強化していきたいと思っています」

変革を起こすには、ビジョンを共有できる仲間が必要だ。小笠原弁護士に、採用方針などについて伺った。

法律事務所ZeLo
開放感のある執務スペースに、同事務所とLegalForceのメンバーが集結する。「メンバー全員世代が近いので、圧倒的に風通しがいい」と小笠原弁護士。角田弁護士も「風土は、いわば“部活”でしょうか。共通の目標や夢に向かって、各自が才能や努力を発揮し、チームを組んで挑む日々です」と語る。また、自由な発想を生み出すのに最適な昇降式デスクを設置。打ち合わせの際に利用するそうだ

「規模の拡大でいえば、2022年までに弁護士だけで最低でも50名体制にしたいと考えています。挑むべき市場の需要、クライアントの声は十分に捉えていますので、企業法務分野でのトップファームを目指していきたい。では、どんな方と働きたいか。採用基準は2つです。1つめは、我々のビジョンに共感できること。2つめは、創業者である私と角田よりも優秀な資質を有していること。ここでいう優秀とは、弁護士としての経験・能力は当然として、強いリーダーシップを持ち、成長意欲が旺盛な方を指します。我々とともに走っていただけば、〝日々、見える景色が変わることの面白さ〞にきっと気づいてもらえるはず。『一緒により良いサービスを創っていきたい!』という気概のある弁護士が、我々の仲間に数多く加わってくれることを願っています」

 

※小笠原弁護士、角田弁護士は共に、2012年に弁護士登録し、13年に森・濱田松本法律事務所に入所。勤務弁護士時代の経験から、小笠原弁護士はフィンテック法務、知的財産・IT、人事労務、角田弁護士はM&A、コーポレート、訴訟・紛争解決に強い。なお、味香弁護士は企業再生、人事労務、柳田弁護士はベンチャーファイナンス、IPOが得意分野。国内企業法務は、各弁護士の組み合わせで盤石な体制を構築。案件は、チームで動くのが基本だ

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    弁護士は全員42インチの巨大モニタを使用。複数のドキュメントを一度に見ることができて効率がよい
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    エントランススペースには、ソファとプロジェクターが置かれ、法律事務所というよりITベンチャーのような趣だ
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    2017年9月、伊豆大島へ。法律事務所ZeLoとLegalForce合同で実施した合宿(写真は、Legal Force CTO ・時武佑太氏)。設立直後の多忙な合間をぬって出かけたが、じっくり話せる時間が持て「定期的に開催したい」との声も多かった
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    法律事務所ZeLoの新人・徐東輝弁護士に入所の理由を聞いた。「学生時代にNPO法人を立ち上げ、エンジニアと仕事をしていたこともあり、人間の思考の限界をテクノロジーの力で乗り越えるという理念に共感。『ここでなら命を懸けて仕事ができる』と考え大手法律事務所のオファーを辞退して入所を決めました。ビジョナリーな組織であったこと、先輩方と一緒に働きたいと思えたことも大きいですね。就職活動をしていた時に感じていたのは、実際に仕事を始めてみなければ本当にこの職場でよかったのか、この仕事がやりたかったのか、わからないということ。しかし、自分の選択は間違っていなかった。最高の環境で仕事ができていますから」