過疎地赴任の活動も軌道に乗り、ОBОGの協力弁護士も増えた。今後の取り組みについて、中城氏に尋ねた。
「弁護士任官の推進に一層力を入れたいと考えます。拡充的意味合いで裁判官を弁護士として2年間受け入れる制度を利用して、二人の裁判官が当事務所に来ました。彼らが弁護士として得た経験─例えば被告人の更生のため環境調整や身元引き受けを行ったり─の貴重さはいうまでもありませんが、彼らが私たちに与えた影響の大きさもまた、計り知れません。裁判官と共に働く機会を得た弁護士が、赴任先で経験を積み、戻った後に弁護士任官を目指す。いわば弁護士任官のフルコースを完成させることが、今後の目標です」(中城氏)
※1/各赴任弁護士たちが集い情報共有をする場。
※2/中堅以上の弁護士が持ち回りで各赴任先を訪ねる。