システム面では、「OMNIA」と呼ばれるグローバルネットワークが構築されており、オフィス外はもちろん、海外からでも蓄積された膨大な資料にアクセスできる。「OMNIA」の導入により、判例や案件記録等のペーパーレス化が促進され、図書室での資料探しの時間・労力も大幅に短縮。より効率的な事務作業が可能になった。
「インターナショナルな環境に適合するためのアイデアを積極的に採り入れていくのがうちのスタイルですが、海外拠点との内線番号制もその一つ。数カ国にまたがる案件での協業を簡易化するため、世界中のアレン・アンド・オーヴェリーのメンバーに、内線番号をダイアルするだけで、電話がつながるようになっています」(中田氏)
こうしたアイディアが現実的に機能するのは、定期的に行なわれる各国メンバーを集めた研修やレクリエーションを通じたリアルな交流があるからこそ。メンバー同士のコミュニケーションを活発にする仕組みも揃って運営することで、オフィス構造がさらに活きてくる。