このような弁護士が揃う背景を、柏木秀一弁護士が説明する。
「我々は、自らを“一流のバリスタである”と自負しています。創設時から掲げてきたのも、“一人前の法廷弁護士たれ”でした。裁判・訴訟は、弁護士に求められる一番大切な仕事です。もちろん、事務弁護士としての業務も行いますが、バリスタとしての視点を持って、企業法務に関するあらゆる責務を果たすことが、基本だと考えます」
続けて柏木弁護士に、教育と採用について聞いた。
「若手弁護士もそのように養成していくために、徹底したマンツーマン教育で、昔ながらの“徒弟制度”を採用しています。若手弁護士は各パートナーに付き、依頼者のもとへ共に出向き、事件受任から終結までのすべてを学びます。パートナーは、細かいことでいえば事務所が依頼者へどう請求しているか、そうしたところまでオープンにし、事件はもとより、事務所経営のノウハウに相当することまで、若手に学んでもらうべく尽力します。これがおそらく“職人気質な弁護士”が揃う要因でしょうね。今、我々は新67期の弁護士の採用を考えています。当事務所のこうした風土に共感し、事務所の将来を担おうという気概のある方と、ぜひ共に働きたい。事務所員全員がそう望んでいます」