Vol.38
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前列左より湊信明弁護士(50期)、廣木康隆弁護士(57期)、後列左より、野坂真理子弁護士(60期)、太田善大弁護士(58期)、倉﨑伸一朗弁護士(66期)、沖陽介弁護士(65期)、鈴木大輔弁護士(54期)、水口瑛介弁護士(65期)、井上沙織弁護士(65期)、鈴木章浩弁護士(62期)、服部毅弁護士(60期)

前列左より湊信明弁護士(50期)、廣木康隆弁護士(57期)、後列左より、野坂真理子弁護士(60期)、太田善大弁護士(58期)、倉﨑伸一朗弁護士(66期)、沖陽介弁護士(65期)、鈴木大輔弁護士(54期)、水口瑛介弁護士(65期)、井上沙織弁護士(65期)、鈴木章浩弁護士(62期)、服部毅弁護士(60期)

STYLE OF WORK

#68

湊総合法律事務所

依頼者の話を傾聴、受容、共感する。ホスピタリティ高き弁護士が揃う事務所

リーガルアクセスの阻害要因に多様な観点からアプローチし解消

湊総合法律事務所
独立したての頃、名刺1000枚を持って近隣企業に挨拶回りした湊弁護士。「行く先々で『顧問契約している法律事務所ありますか?』と聞くと、ほとんどがNO。“弁護士の市場はまだまだある”というあの時の実感は、今も忘れられない。若い世代にもそれを伝えていきたい」(湊弁護士)

湊信明弁護士のもと、11名の若き弁護士が集う湊総合法律事務所。現在、設立から12年で、顧問先は160社を超える。上場・中堅企業が3割ほど、7割は業種も多様な30人規模の中小企業、個人顧客だ。顧問先の多くは紹介によるつながり。実績に裏付けられた顧客からの信頼がベースにあるのはもちろん、「リーガルアクセスの阻害要因に多様な観点からアプローチし、解消したい」という気概と工夫もあって伸びてきた事務所だ。

湊弁護士は言う。

「企業と顧問契約を結ぶ際、『“会社との利益相反関係がない限り、役員・従業員その家族についても初回無料で法律相談に応じます”と契約書に一文入れましょう』と経営者に提案します。『本当にこんな相談までしていいんですか?』と初めは躊躇する方もおられますが、その企業の経営者や社員、そのご家族からも実際に、相続や離婚のご相談を受けています。やがて個人のお客さまとなったり、ご紹介につながることもよくあります。こんなわずかなことでリーガルアクセスが容易になるということを、弁護士会の講演などでもよくお話しします。社員は延々と問題を抱えずに済み、経営者(企業)はそのために生産性を落とすことなく、私どもは顧問先の全社員がお客さまになり得るなど、みんながハッピーになれるのですから。これが当事務所の工夫の一つです。二つめは公認会計士、税理士、弁理士、司法書士など、隣接士業と、互いに無料で相談しあう体制としていること。例えば、毎月顧問先に行く税理士は、経営者から法的相談を受けることも多い。私どもは彼らに代わって判例を検索したり回答文書を作成します。このように協力して解決した結果、税理士からの紹介で顧問契約いただいた企業さまは50社を超えます。何より士業等との強力な関係が構築でき、依頼者に総合的なサービスを提供するための体制を整えられます」

これらは、いわば三方良しの取り組み。試みているのは決しておおげさなことではなく、やるかやらないかの違いと言える。

湊総合法律事務所
情報共有会や勉強会での発表は持ち時間5分。簡潔に説明する訓練の場でもある

また躍進の要因に、「若手の育成の成果は大きい」と湊弁護士。

「例えば産業廃棄物処理業における法律問題という新分野を開拓し、それに関心を持った若手を中心に据える。中核となった弁護士は、複雑で難しい法律問題と格闘しながら、相談や講演依頼を受け、どんどん産廃分野のエキスパートになっていく。やがて同業種の企業をいくつも担当するようにもなる。能力も、ホスピタリティも高い弁護士が集まっているからこそ、そこからまた紹介が増えていくのです」

医療法人や学校法人など弁護士が関与すべき素地がある業種でも同様に、若手が活躍の場を広げている。同事務所は湊弁護士と中堅・若手の3人一組が基本体制だが、「中堅と若手が法律実務を前線で担当し、私は書面チェックなどで後方支援。それぞれに対する信頼が高いからこそこの体制が維持できる」と、湊弁護士は微笑む。

また、女性弁護士は出産・育児休暇を2〜3年取得できる。母親の経験を仕事に生かしてほしいという思いからの制度だ。

湊総合法律事務所
弁護士の個室はなく、パートナー、アソシエイトが混ざり同じ島に机を並べる

さて「依頼者のために最善を尽くす」が理念であるが、その中に“法務コストの削減”が含まれる点が、ユニークだ。

「例えば140万円以下の訴訟ならば訴状のチェックは我々が行いますが、その企業内で決めたご担当者にチャレンジしていただくこともあります。自ら訴訟ができるようになると、どういう点を押さえればよい契約書になるかといった知見が積み上がる。小さな訴訟を自分たちでできるようになると、万一大きな裁判になってもミスを起こしにくくなる。また、大きな案件をこなす交渉力が身に付く。結果、法務コストを抑えることができるわけです。“依頼者のための最善”とは、法的相談や事件解決ばかりではない。私たちとお付き合いいただくことで、法務能力が高まり、“足腰の強い企業になれた”と感じていただけること、“この事務所と出会えてよかった”と思っていただけることが、私たちが尽くせる最善の一つだと考えます」(湊弁護士)

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    2012年4月、所員全員で代々木公園へピクニックに
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    給湯スペースにはお土産や差し入れがたくさん!所員の仲の良さがうかがえる。湊弁護士もチョコレートを差し入れ