「レイアウトが確定するまでに500枚以上の図面が用意されたという、逸話まであるんですよ。アソシエイトの執務スペースは個々にパーティションで区切られていますが、オープンとクローズのバランスが考え抜かれた緻密な設計。声をかけるタイミングが図りやすく、メンバー同士のコミュニケーションも活発に行われています」
さらにもうひとつ、同事務所のオフィス環境を語るうえで忘れてはならないのが六本木という立地だろう。主にエンタテインメントビジネスにおける知的財産を扱う升本喜郎パートナー弁護士(45期)は、六本木の良さをこう語ってくれた。
「近くには美術館、ライブラリー、映画館などもあり、文化を身近に感じることができます。そして、創造性に富んだ空間に集まる人たちもまた、日々の仕事に活力を与えてくれます」
そんなTMI総合法律事務所は今後どのような発展を遂げていくのだろうか。
「TMIらしさをつくっている一番の要素は人材です。これからも一体感の醸成を怠らず、専門化、総合化、国際化をさらに進め、世界から認められる総合法律事務所として成長していきたいですね」(淵邊氏)