Vol.55
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左2人目より、大沼洋一弁護士(33期)、中村春樹弁護士(62期)、眞鍋淳也弁護士(60期)、奥 雄平弁護士(65期)、リーガルスタッフの皆さん

左2人目より、大沼洋一弁護士(33期)、中村春樹弁護士(62期)、眞鍋淳也弁護士(60期)、奥 雄平弁護士(65期)、リーガルスタッフの皆さん

STYLE OF WORK

#99

南青山M's法律会計事務所

「人のつながり」を大切にしながら、「人の役に立つこと」を究極の目的に

企業会計や税務に絡む案件・事件に強みを発揮

眞鍋淳也弁護士
眞鍋淳也弁護士。大手監査法人を含め公認会計士として10年超勤務した後、弁護士資格を取得。税理士を対象とした相続関連のセミナーを開催し、その内容を書籍化。いわゆる“争続”回避機能としての弁護士の役割を世に知らしめた第一人者。大手生命保険会社などからの講師依頼も多い

眞鍋淳也弁護士率いる南青山М‘s法律会計事務所。取り扱う業務は多様だが、眞鍋弁護士が公認会計士の資格を有していることから、特に企業会計や税務に絡む案件・事件に強みを発揮する。また近年、大手教育サービス企業の個人情報漏洩事件における集団提訴の際の弁護団長を務めたり、プロ野球選手の代理人を務めるなど、メディアに取り上げられるような案件に関与する機会も増えている。

「粉飾決算や企業再生・破産、それに絡む事業譲渡や脱税事件の弁護などに多く関与してきました。特に企業再建では会計の知識が生きますから、2つの資格を有することは会計・税務および法律問題を扱ううえでシナジー効果が生まれます」と眞鍋弁護士。しかし、規模の大きな粉飾決算事件では、同事務所だけではリソースが足りない場合もあるそうだ。

「それでも自分と事務所の仲間が、その仕事にやりがいを感じるなら、引き受けます。どれだけコストと時間がかかりそうでも、自分たちのやってみたい仕事ができることが、独立して事務所を運営している最大の利点。経営的な面で最終責任を負うのは私ですし(笑)、やりたいと思う仕事、自分たちがかかわることで役に立てると思う仕事には、どんどん挑戦しています」

眞鍋弁護士は、「人のつながりを大事にすること、人の役に立つことが我々の究極の目的です」と語る。それを示すエピソードは、いくつもある。

「例えば特殊な冷蔵庫を扱うクライアントを、飲食業を営むクライアントに紹介したことで、双方にビジネスメリットが生まれたり、破産の相談に来た方を人材不足に悩むクライアントに紹介したことで、双方の雇用問題が解決したり。ほかにも破産申し立てでかかわった会社の債権者側の中小企業社長と破産手続き終了後、懇意になって、顧問を引き受けたり。一つひとつの出会いを大切にしてきたことが、いくつもの新たな仕事につながっていきました。また、『あの時お世話になったから』と様々な紹介をいただき、結果的に仕事の幅も広がった。クライアントの役に立つと思える方がいれば、すぐにおつなぎする。常にアンテナを張り、必要な方へ必要な情報をお教えする。もちろん法律業務、会計・税務業務が本業ですが、そうして我々がネットワークの核となり、クライアント同士が我々を媒介にうまくビジネスを広げてくれることは大きな喜びです」

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    執務スペースは、眞鍋弁護士のデスクを含めて仕切りがなく、話し合いがしやすい環境。「大学のサークルの部室のような雰囲気ですね」と笑う中村弁護士
  • 南青山M's法律会計事務所
    眞鍋弁護士のデスクには事務所近くで捕獲したというクワガタの飼育箱が。事務スタッフも様子を見にきては餌やりなどの世話をしてくれるそうだ

事務所経営をより堅固にするための戦略にも抜かりはない。事務所ホームページの運用ではリスティングを内製化したことで、平均して1日10件程度の電話での問い合わせがあるそうだ。また、「物流企業の経営者を対象とした残業代に関するセミナー」なども開催。今後は労働問題をテーマとしたセミナーを、飲食業界やIT業界などへと広げていく計画だという。

「ニーズの高まりや時流に合ったテーマをすぐキャッチできるよう、常に気を配っています。クライアント以外の方々とも積極的に交流することで、多様な情報を収集し、異業種の方と共に新規ビジネスを考えたり、新たな〝攻め〞のアイデアを出し合ったりしています」

ここで働く若手弁護士にとっては、従来の法律事務所の型にはまらない経験ができ、また〝経営者としての勘所〞も同時に学べるのではないだろうか。

  • 南青山M's法律会計事務所
    SEO対策やリスティング広告の成果を地道に検証する一方、セミナーを開催し、その内容を書籍やブログなど多様な媒体に落としこむ。「弁護士の活用方法」(上記画像)という資料も用意。手がけた事件をただ紹介するのではなく、培ったノウハウ・実績を見せることが重要と眞鍋弁護士
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    検事や裁判官も長く務めた大沼弁護士の知見を学べることは、若手弁護士にとって貴重な体験。「当事務所が“裁判に強い”と言えて、判例掲載事件も群を抜いて多いのは、大沼先生がいてくれるからこそ」と眞鍋弁護士
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    事務所旅行は年に1回、グアムやセブ島など、海外へ出かける。「事務所の雰囲気は、和気あいあいでアットホーム。旅行への参加率も高いですよ(笑)。全員、気が合う仲間同士といったところです」(眞鍋弁護士)