事業再生、M&Aに強い法律事務所として広く認知されている奧野総合法律事務所。案件数では、企業の組織再編や事業再生などの案件や一般企業法務が中心となるが、個人依頼者からの案件も大切にしている。
「市民の権利を第一に考えた対応をすることが弁護士の仕事の基本であり、個人案件ではその基礎力が養えます。若手にもできる限り個人案件を担当してもらい、足腰の強い弁護士を育てるようにしています」と語るのは、所長の奧野善彦弁護士。内海雅秀弁護士も「個人案件では顧客とコミュニケーションを深めることの重要性を肌で学べます。それができれば、大型案件にも十分対応できると思います」と語る。
こうした方針は、同事務所の創設者である奧野彦六弁護士の「弁護士は高い志を持って、基本的人権の擁護と社会正義の実現に身命を尽くすべきである」という信念を礎としている。「弁護士は在野にて、愚直なまでに誠実さを通すという姿勢が当事務所の特徴であり、その精神を若い弁護士に伝えていくことが使命です」(奧野弁護士)。「所長と話して心が震えた」と小池良輔弁護士が入所当時を振り返るように、そうした精神に感銘を受け、高い志を持った弁護士が同事務所には入所している。