最近の代表的な案件を、キャピタルマーケッツグループの、﨑村令子弁護士(外国法事務弁護士)に伺った。
「昨年、私が関与した『東京都を発行体とした外債発行』でしょうか。東京都が総額15億ドル以上の外債を発行したもので、本社債がロンドン証券取引所に上場しました。こうした際に、各国オフィスで協力し合い、スムーズに案件を仕上げられるのが当事務所の強みです」
また、コーポレートグループの水口美穂弁護士も、「住宅建設産業によるイタリア企業のアウトバウンドM&Aに関与しました。買収先企業は複数国に子会社を有していたため、大型のクロスボーダー案件となりました。ここでも、我々のネットワーク力をいかんなく発揮することができました」と、語る。
「特に国際的な案件では、“総合力”が求められます。質問を投げかければ瞬時に、世界各地のロイヤーから意見が寄せられるという、そのスケール感は、ほかの事務所ではおそらく味わえないことでしょう」と、神田弁護士。