Vol.16
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前列左より、大野壽三枝弁護士(42期)、中村一郎弁護士(49期)、竹内英夫弁護士(新62期)、後列左より、大川直弁護士(59期)、堀麦枝弁護士(56期)、竹村淳弁護士(新62期)、永縄恭子弁護士(42期)、橋積京子弁護士(56期)、小林大祐弁護士(57期)、城戸貴明弁護士(60期)、嶋村昌志税理士、西澤圭助弁護士(41期)。総勢11名の弁護士は若手、ベテランの割合、男女比共にバランスがよい。また税理士が2名所属しており、税務会計業務を含む総合的な解決策を提案できるのも同事務所の強みの一つだ

前列左より、大野壽三枝弁護士(42期)、中村一郎弁護士(49期)、竹内英夫弁護士(新62期)、後列左より、大川直弁護士(59期)、堀麦枝弁護士(56期)、竹村淳弁護士(新62期)、永縄恭子弁護士(42期)、橋積京子弁護士(56期)、小林大祐弁護士(57期)、城戸貴明弁護士(60期)、嶋村昌志税理士、西澤圭助弁護士(41期)。総勢11名の弁護士は若手、ベテランの割合、男女比共にバランスがよい。また税理士が2名所属しており、税務会計業務を含む総合的な解決策を提案できるのも同事務所の強みの一つだ

STYLE OF WORK

#26

中村法律事務所

「一般市民に法を届けたい」という思いを代々継承し地域に寄り添い歩んできた、人情味あふれる法律事務所

一般民事、家事、刑事から行政関係、企業法務まで「気軽に相談できる法律事務所でありたい」

中村法律事務所
「新人弁護士はなるべく毎年採用していきたい。応募者全員と面接するようにしています」と中村弁護士

中村法律事務所は、先代の中村護弁護士が1955年に事務所を開設して以来、吉祥寺および東京多摩地区を代表する法律事務所として発展してきた。

「地域の人が抱える問題は、すべて受けられるような事務所を目指しています」と現所長の中村一郎弁護士が語るように、一般民事、家事事件から、刑事事件、都下2市の顧問弁護士として行政関係事件、そして地元企業を中心とする企業法務まで幅広い分野を取り扱う。また、市や商工会議所などの団体が主催する法律相談にも参加。これも「何か問題があれば気軽に相談できる法律事務所でありたい」(中村弁護士)という同事務所の理念に基づく活動の一つだ。

こうした幅広い案件を11名の所属弁護士で分担しているが、同事務所では各案件を必ず2名以上の弁護士で受け持つ。「特に個人依頼者にとっては、法律相談は一生に一度の場合が多く、そうした大事な局面で依頼者に不利益を生じさせないため」と中村弁護士は語る。メイン、サブと区別するのではなく、各弁護士が主体となって案件にかかわる。互いに書面のチェックをし合うことでミスを防ぎ、事案の把握、法律的な論点、見通しなどを徹底的に議論することで、高度な解決案を導き出すことができる。常に依頼者の利益を最優先に考え、最善を尽くすというのが同事務所のやり方だ。また、複数で案件を担当することは弁護士にとっても有益となる。

  • 中村法律事務所
    複数の弁護士で一案件を担当することから、ディスカッションの機会が多い。経験年数に関係なく対等に意見をぶつけ合うことで、なかなか気付きにくいような戦略を見いだし、難事件でも活路を見つけていこうとするのが同事務所の方針だ
  • 中村法律事務所
    同事務所では、郊外に事務所を構えているため、情報収集はできる限り密に行うようにしているとのこと。書籍や雑誌なども積極的に購入しており、現在、事務所内には約1万冊の蔵書を有する図書室も完備している
中村法律事務所
もともと民家だったところを改装しているためアットホームな雰囲気が漂う。拡張を続け現在は約750平方メートルの床面積を有する

「案件ごとに組む弁護士は異なります。さまざまな弁護士と仕事をし、ディスカッションができる環境ですから、若手、ベテランを問わず互いに良い刺激を受けられます。当事務所では新人弁護士も急いで独り立ちさせるのではなく、じっくり育てるようにしていますが、多様な先輩弁護士と組んで仕事ができることで、仕事の成長ぶりも早いように感じています」と中村弁護士は語る。

現在所属している弁護士は、1、2年目から同事務所で育ったいわば「生え抜き」ぞろいだ。入所後に独立する弁護士はもちろんいるが、同事務所に長く腰を据えて経験を積む弁護士が多い。弁護士の定着率が良いのは、同事務所の風通しの良い自由な風土も一因だ。「事務所全体の収入や年間の売り上げなど、すべてオープンにしています。また、勤務時間なども個人の裁量に任せていますし、弁護士会の活動などにも自由に参加できます。個人事件についても、各弁護士の判断で受任の可否を決められますし、それについての経費負担なども一切発生することはありません」(中村弁護士)

もう一つ、同事務所を語る上で欠かせないのは、「中村法律研究室」の存在である。付属機関として司法試験の受験生に無償で勉強の場を提供、指導を行うものだ。25名程度の固定メンバーで自主的に研究室は運営され、ゼミや勉強会などを開催する。受験生にとって、つらい司法試験勉強の期間を支える場となってきた。現在運営されている研究室は1カ所のみだが、開設以来40年間で360名に上る司法試験合格者を輩出。出身者は、弁護士、裁判官、検察官などとして全国各地で活躍している。このような活動も、地域や社会に対する貢献を重視する同事務所ならではの事例だといえるだろう。

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    先代の中村護弁護士が書きのこしたメモ書き。後進の弁護士に伝えたい7つの項目がつづられていた
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    2007年に行った法律研究室のパーティーには多くの出身者が集った。親子代々での司法試験合格例も多数
  • 中村法律事務所
    「通りに面していることで相談に来られる方には、安心して入りやすい雰囲気があります」(中村弁護士)