Vol.30
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前列左より、工藤杏平弁護士(新63期)、宮島佳範弁護士(51期)、竹内亜起弁護士(57期)、渥美三奈子弁護士(37期)、髙平めぐみ弁護士(55期)、井﨑淳二弁護士(55期)、川原奈緒子弁護士(新63期)
後列左より、岩田修弁護士(49期)、伊豆隆義弁護士(40期)、古川史高弁護士(35期)、
梶浦明裕弁護士(56期)、山口秀雄弁護士(新61期)、工藤研弁護士(48期)、阿部泰彦弁護士(旧61期)、堀田和宏弁護士(57期)

前列左より、工藤杏平弁護士(新63期)、宮島佳範弁護士(51期)、竹内亜起弁護士(57期)、渥美三奈子弁護士(37期)、髙平めぐみ弁護士(55期)、井﨑淳二弁護士(55期)、川原奈緒子弁護士(新63期)
後列左より、岩田修弁護士(49期)、伊豆隆義弁護士(40期)、古川史高弁護士(35期)、
梶浦明裕弁護士(56期)、山口秀雄弁護士(新61期)、工藤研弁護士(48期)、阿部泰彦弁護士(旧61期)、堀田和宏弁護士(57期)

STYLE OF WORK

#52

東京グリーン法律事務所

専門分野の異なる“仲間”が集まり、頼れる事務所としての総合力を醸成

各々の専門分野を伸ばし、担当分野以外にでもチームを編成し迅速に対応

東京グリーン法律事務所
設立メンバーは9名。民事・金融法務・商事の古川弁護士、消費者問題の岩田弁護士、損害保険・金融が専門の宮島弁護士、不動産・建築に詳しい伊豆弁護士など、専門・得意分野も様々な弁護士が集結

東京グリーン法律事務所の設立は2000年12月。3つの事務所が合併して誕生した。その経緯を古川史高弁護士に聞いた。

「設立当時の12年前は司法制度改革により若手弁護士が増えつつあった頃で、それを既存の事務所が〝どう吸収していくか〞が課題でした。また事業再編などに顕著ですが、一定のスケールメリットが必要である案件も増えていく情勢でしたから、そうした考えを同じくする者が集まり、この事務所を立ち上げたのです」

多士済々の集まりのため、弁護士会活動も盛んだという。

「弁護士は、弁護士自治の意識を持つこと、そのための弁護士会活動をすべきであるというのが持論です。加えて、委員会活動やプロボノにも積極的に取り組むべきだと考えますが、一人で事務所を運営していると、やはり限界があります。しかし、仲間で支え合えば、そうした活動も含めた弁護士業に、まい進できるというわけです」

東京グリーン法律事務所
東京グリーン法律事務所
東京グリーン法律事務所では弁護士の個室はなく、立ち上がれば顔が見える高さのパーティションで仕切られた各自のスペースで執務を行う。弁護士間、また事務スタッフとの連携もスムーズだ。

同事務所には、専門分野の異なる弁護士が集結している。宮島佳範弁護士は、合併後のメリットを次のように語る。

「合併前と比べ、個々の〝専門度〞は格段に上がったようです。例えば、消費者問題に強い弁護士、不動産案件に強く、建物収去土地明渡事件で時効と登記に関する新判例となる最高裁判所判決に関与した弁護士、医療過誤事件を専門的に扱い〝銀座眼科事件〞の弁護団事務局長を務めた弁護士、企業コンプライアンスに強い弁護士各々が、社会貢献度・社会的影響力の強い責務を果たしているわけです。それは頼れる仲間の存在により、後顧の憂いなく己の仕事に没頭できるからだと考えます」

同事務所では、若手弁護士を中心に、私選・国選問わず刑事事件にも積極的に取り組んでいる。事務所外の活動が奨励されるので、宮島弁護士は東日本大震災直後、大槌町(岩手県)へ法律相談に出向くことができた。

伊豆弁護士もまた、震災以降現在まで、原発損害賠償に関与している。宮島弁護士は、「自分の中のモノサシで、すべて自ら考えて仕切っていける。〝自分でやっている〞と思わせてもらえるのは、そうした環境を提供してくれる仲間がいるから」と話す。

  • 東京グリーン法律事務所
    若手の弁護士たちの"横のつながり"も密で、自発的かつ頻繁に情報交換や職務上の相談などを行っている。
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基本的に、案件を持ち込まれた弁護士がその主担当となるが、仮に専門外の相談を受けた場合でも、周囲に声をかけてすぐにチーム編成し、迅速に対応できる体制が整っている。その結果、マンパワーを要する企業買収や企業再生から、経済的利益の小さい敷金返還請求のような事件まで、よほど特殊な案件でない限り、依頼を断ることはない。しかも各弁護士が司法書士、公認会計士、税理士、弁理士、不動産鑑定士など幅広い士業人脈を有しているので、事務所全体で見ると相当規模のネットワークが構築されており、上場会社や著名人を顧客に抱えている。

東京グリーン法律事務所
「弁護士同士、厳しい議論をおおいにやり、呑むときは呑み(笑)、また仕事にまい進する。上も下も関係なく"仲間"という雰囲気のいい環境だと自負しています」(古川弁護士)

「所内も所外も、すべて〝仲間〞という感覚。もちろん所内の若手についても、そうとらえています。弁護士登録をすれば1年目も20年目も一人の弁護士として責任ある立場にあるのは同じですから」と、古川弁護士。

現在、定例の弁護士会議、事務所会議のほか、法律改正などのたびに実務的な勉強会を開催。日常的に議論できる、風通しのよい職場です」と、古川弁護士は言う。

「しかも縦横のつながりが非常に密なのが、当事務所の特徴。仕事と活動にそれぞれが懸命に取り組み、チームワークを発揮する。〝みんなで創っていく事務所〞を、標榜しています」

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    毎年、暑気払いと忘年会は必ず開催。事務所旅行は5周年、10周年という節目で海外へ行っている。
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    2010年に開催されたゴルフコンペ「グリーン杯」での一枚