Vol.34
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日本および世界各国の弁護士資格を保有するパートナーとカウンセル。
前列左より、レン フォン・ライ氏、井門慶介氏、高山泰之氏、トレイシー・ウィリスキー氏、﨑村令子氏、宮川賢司氏、ウェンディ・ヨオ氏、水口美穂氏、ミシェル・水谷氏
後列左より、野村諭氏、アロン・コマフォード氏、神山達彦氏、アンドリュー・ワン氏、神田英一氏、岡本雅之氏、ランドリー・ゲドン氏、阿部裕介氏

日本および世界各国の弁護士資格を保有するパートナーとカウンセル。
前列左より、レン フォン・ライ氏、井門慶介氏、高山泰之氏、トレイシー・ウィリスキー氏、﨑村令子氏、宮川賢司氏、ウェンディ・ヨオ氏、水口美穂氏、ミシェル・水谷氏
後列左より、野村諭氏、アロン・コマフォード氏、神山達彦氏、アンドリュー・ワン氏、神田英一氏、岡本雅之氏、ランドリー・ゲドン氏、阿部裕介氏

STYLE OF WORK

#60

クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業

歴史を誇る世界最大級の国際ローファーム。日本国内・外での堅固なチームワークが強み

世界25カ国を繋ぐグローバルネットワークを活用するフルサービス弁護士事務所

クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業
同事務所での仕事のやりがいを「野球をするなら大リーグ!」と例えた、神田弁護士

世界最大級の国際ローファーム、クリフォードチャンス法律事務所。その日本事務所は、昨年、設立25周年を迎えた。2001年に日本法の業務を開始した当時は、約10名の日本人弁護士と二十数名の外国法資格の弁護士が所属。現在、弁護士数は約60名に上る。同事務所の概要を、オフィス・マネージングパートナーの神田英一弁護士に尋ねた。

「日本事務所の業務グループは大きく分けて、バンキング、キャピタルマーケッツ、コーポレートの3部門。そのほか紛争解決などの業務を幅広く、バランスよく遂行するフルサービス・ローファームです。当事務所では、様々な国の規制が複雑に絡み合う案件でも、世界25カ国をつなぐグローバルネットワークを活用することで、クライアントにとって最適なサービスが提供できます。また円高等の影響で、海外進出を目指す日本企業がどんどん増加していますが、こうしたクロスボーダーM&Aは、我々が最も得意とするところです」

クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業
﨑村弁護士は、「社会的影響力の大きな案件にかかわれること」と胸を張る

最近の代表的な案件を、キャピタルマーケッツグループの、﨑村令子弁護士(外国法事務弁護士)に伺った。

「昨年、私が関与した『東京都を発行体とした外債発行』でしょうか。東京都が総額15億ドル以上の外債を発行したもので、本社債がロンドン証券取引所に上場しました。こうした際に、各国オフィスで協力し合い、スムーズに案件を仕上げられるのが当事務所の強みです」

また、コーポレートグループの水口美穂弁護士も、「住宅建設産業によるイタリア企業のアウトバウンドM&Aに関与しました。買収先企業は複数国に子会社を有していたため、大型のクロスボーダー案件となりました。ここでも、我々のネットワーク力をいかんなく発揮することができました」と、語る。

「特に国際的な案件では、“総合力”が求められます。質問を投げかければ瞬時に、世界各地のロイヤーから意見が寄せられるという、そのスケール感は、ほかの事務所ではおそらく味わえないことでしょう」と、神田弁護士。

クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業
水口弁護士

アジア太平洋地域のハブとなる香港オフィスでの研修をはじめ、海外拠点との交流も盛んで、リーガル・スキルはもちろん、語学力、コミュニケーション力向上の機会が非常に多い。また、こうした海外拠点とのネットワーク以上に強いのが、日本事務所内のチームワーク。

「当事務所では、ロックステップ方式のおかげで、“全員が協力して事務所の成績を上げること”“事務所文化への理解や愛着の浸透”という効果が、発揮されています」と神田弁護士は言う。

「誰か一人が突出して稼ぐというカルチャーとは対極。例えば私がクライアントからM&Aの相談を受けたら、迷わず、M&Aが専門の水口弁護士に相談します。そのように自然と協力し合えるパートナーシップが、当事務所のよさ。それがすなわち、我々がクライアントに提供できる、最高のサービスでもあるわけです」と、﨑村弁護士。

  • クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業
    IFLR Asia Awards 2013、In-house Community "Firm of the Year 2012"(Asian-MENA Counsel)など受賞歴多数
    左上/日の丸、和傘が表紙の日本版パンフレット
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    シニア、ジュニアアソシエイト、カウンセル、パートナーを問わず、全弁護士2名以上が1室で執務
クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業
ガラス張りになった各執務室は、“すぐに声を掛けやすい”つくり

若手弁護士については、入所2年間で3つの部門を経験する「デパートメントローテーション制度」が用意されている。

「これは、全業務分野を学べる機会であり、所内のカウンセルやパートナー全員と“顔見知り”になるチャンスでもあります。入所時から日常的に、所内コミュニケーションを密にしていくための仕組みを多数用意していることも、当事務所の特徴です」と神田弁護士。

こうした取り組みにより醸成されたチームワーク力が、事務所成長の最大の原動力である。

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    落ち着いた雰囲気の応接フロア。クライアントがコンフィデンシャルな作業ができるよう「データブース(個室)」も設置
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    弁護士・スタッフー丸となって行う所内イベントも盛ん。各自が自慢料理を持ち寄り、販売。売り上げは寄付金とする、チャリティーイベントも催した