Vol.44
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前列左より、深町周輔弁護士(57期)、大村健弁護士(51期)、由木竜太弁護士(53期)、美和薫弁護士(56期)。
後列左より、春山修平弁護士(62期)、小林弘和弁護士(62期)、板井貴志弁護士(65期)、尾形彰信弁護士(67期)、岡野裕一郎弁護士(67期)、大越一毅司法書士・行政書士

前列左より、深町周輔弁護士(57期)、大村健弁護士(51期)、由木竜太弁護士(53期)、美和薫弁護士(56期)。
後列左より、春山修平弁護士(62期)、小林弘和弁護士(62期)、板井貴志弁護士(65期)、尾形彰信弁護士(67期)、岡野裕一郎弁護士(67期)、大越一毅司法書士・行政書士

STYLE OF WORK

#78

フォーサイト総合法律事務所

IPOなど専門性の高い分野でチームワークを武器に企業成長を支援

IPOを目指す企業の法的支援を専門に行う法律事務所

フォーサイト総合法律事務所は、IPOを目指す企業の法的支援を専門に行う法律事務所として業界内外の注目を集めている。2011年に設立し、直近3年の間に、法律顧問や社外役員などを務めるクライアント10社がIPOを実現。代表パートナーの大村健弁護士に、クライアントの特性を聞いた。

フォーサイト総合法律事務所
大村健弁護士。会社法、金商法、著作権法が専門。IT関連、IPO、M&Aが得意

「クライアントの多くは1〜2年後の上場を見据えた、従業員100名を超える規模の企業。ただしIPOを間近に控えた企業でも、20〜30名程度の企業も少なくありません。いずれにせよ現状、利益がきちんと出ている企業かオーナー系の企業であり、上場後も安定して株価形成ができる企業であることが多いです。最近では、監査法人や証券会社を通じて、いわゆる直前々期(上場目標年度の2期前)、直前期(1期前)の企業からのご依頼が増えています。そうした企業においては、証券会社や証券取引所に提出する各種書類のリーガルチェックはもちろん、コンプライアンス、情報開示、人事・労務においても法務的な諸問題をクリアしておく必要がある。つまりIPOを目指すクライアントは、組織・業務において横断的な法的支援を必要としているということです」

弁護士9名という少数精鋭の事務所が、専門性の高い分野で大きなシェアが獲れる理由を、大村弁護士は次のように語る。

「何でもできることは、何もできないに等しい。ゆえに常々、メンバーには『3つの柱を持て』と言っています。それは、どの企業にも必要な会社法か労働法、そして自分が興味・関心を持てる法分野および業種分野の3つを定めよということ。ですから当事務所では皆、必ず専門分野を掲げています。例えば由木竜太弁護士は労働法、深町周輔弁護士はIT・知財、美和薫弁護士は不動産という具合。そうした専門分野を持つ弁護士がチームを編成し、クライアントにとって必要な法的支援をワンストップで提供できる体制を整えています。そのチームワークの力をもってIPOに関する実績・経験を積んできたことが、クライアントに評価いただいている理由と考えます」

フォーサイト総合法律事務所
由木竜太弁護士の専門は労働法。人事・労務問題が得意

さて、同事務所のもう一つの特徴は、メンバー全員が“生え抜き”ということだ。

「多くの成長企業を見てきたこともあって、組織においては『新卒が企業の文化・風土を創っていく』が、持論です。法律事務所も企業と同様、継続していくためには“変わること”も必要ですが、我々のマインドを継承したうえで新たな伝統を築いてくれるのは、やはり新卒でしょう。しかも、そうして育ったメンバーによるチームの結束力は、やはり堅固」と、大村弁護士。

仕事の進め方について、大村弁護士と共に事務所の土台をつくってきた由木弁護士と深町弁護士が、次のように説明する。

フォーサイト総合法律事務所
深町周輔弁護士。知財や情報セキュリティ法を専門とし、IT関連が得意。「成長企業の法的支援の過程としてIPOや市場変更のサポートがある。その専門性を高め、我々も共に成長させていただく」(大村弁護士)

「キーワードは、自由。代表の大村の性分でもありますが、『任せたら任せきる』のが、当事務所。もちろんクライアントに対してや、裁判所へ行く際、十分な打ち合わせと事後のアドバイスは先輩弁護士が行います。しかし、新人であっても裁量と権限を大胆に与え、自らの考えで動ける風土を醸成しています。また、自由という意味は『上下関係なく活発に議論できる環境』ということでもあります。上に遠慮して発言ができないことはありません。我々もそうして後輩に突き上げられながら、一緒に成長していくのです」

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    パートナー1名+アソシエイト1名が基本の教育体制。何か問題が生じれば、オープンスペースで、すぐ議論できる環境・風土である
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    アソシエイトでも、新人教育を担当。「うちでは3年も経てば後輩指導ができる。任せられることはどんどん任せる」と大村弁護士(写真は6年目の春山弁護士)

最後に、今後の展望について大村弁護士に聞いた。

「ここ数年は、国力強化の一つとしてIPOを行う企業を増やすことが国や東証の施策でした。我々もその波に乗り、組織的にも知識的にも、十分な経験を積ませていただいています。その強みを生かして1社でも多く上場企業を増やすこと、そのための法的支援を継続していきます。ただ、我々が関与するクライアントは、ITをはじめとして前例のないビジネスモデルを扱う先も多い。自らの頭で考えて、調べて、答えを見つけていかなくてはならない難しさはありますが、それがやりがいでもある。クライアントが『前例のないビジネスモデルなのだが誰に頼もう』と考えた時に、一番に相談していただける事務所でありたいと思っています」

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    書棚には判例時報や、会社法関連の書籍が並ぶ
  • フォーサイト総合法律事務所
    事務局スペース。弁護士やスタッフは20代から30代が中心。家庭をもつメンバーも増えたので、「美容と健康と(笑)、家庭も大事に!」と、大村弁護士。年数回の事務所の集まり、暑気払いや新年会、歓送会などの参加率は高いそうだ