Vol.48
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左より、足立高志弁護士(60期)、中島徹也弁護士(60期)、馬場乃里子弁護士(65期)、池田香織弁護士(59期)、梅山隆弘弁護士(60期)、大本康志弁護士(57期)、関原秀行弁護士(63期)、佐川未央弁護士(63期)、深沼幸紀弁護士(61期)、小林聖詞弁護士(67期)

左より、足立高志弁護士(60期)、中島徹也弁護士(60期)、馬場乃里子弁護士(65期)、池田香織弁護士(59期)、梅山隆弘弁護士(60期)、大本康志弁護士(57期)、関原秀行弁護士(63期)、佐川未央弁護士(63期)、深沼幸紀弁護士(61期)、小林聖詞弁護士(67期)

STYLE OF WORK

#85

大本総合法律事務所

顧客満足とリーガルアクセスを第一に新たなサービスを次々に打ち出す

“完全成功報酬・着手金ゼロ円”。リーズナブルで最適なリーガルサービスを受けられるように中小企業に特化したM&Aを商品化

大本総合法律事務所
2006年に大本総合法律事務所を設立。刑事事件における被疑者接見のスピード実現を重視し、今後、大阪に支店を展開予定。相談者の多くが大本弁護士と話すうち笑顔になるそうだ。「ネガティブな気持ちで訪れた相談者が明るくなって帰っていく」のは大本弁護士の人柄ゆえ。「その人柄と交渉能力があるから所員も付いていくのです」と法人代表パートナーの梅山隆弘弁護士も語る

東京駅直結のインテリジェントビルにオフィスを構える大本総合法律事務所。所長は、大本康志弁護士だ。交通事故被害者、刑事事件、相続に強く、離婚などの一般民事事件、知財事件などの企業法務も幅広く取り扱う。現在は東京本店に加え、名古屋、金沢に支店を置き、弁護士15名が所属するが、前身となる事務所は大本弁護士一人、自宅マンションの一室が仕事場だった。

「開設当初は月に2、3件の国選弁護事件のみ。仕事を増やすため、交通事故被害者側の弁護を専門領域に定め早い時期から“完全成功報酬・着手金ゼロ円”を謳ったサービスを始めたことが効を奏しました。それが事務所の礎となっています」

そう振り返る大本弁護士。交通事故被害者(および刑事事件、相続)の専門Webサイトも展開し、リーガルアクセスの間口を拡げる一方で、一般社団法人むち打ち治療協会顧問を務め、整骨院などからの紹介により手堅く案件を獲得。大本弁護士は事務所経営において、既存の概念に固執しない。先の着手金ゼロ円しかり、小口債権回収の完全無償化、企業法務では名付けて「MALF(M&A LawFirm)」というサービスも提供中だ。

「通称“マルフ”は、中小企業間の統合、プライベートエクイティファンドによる投資などをリーズナブルに提供するもの。売買価格数億円までの中堅・中小企業やベンチャーのM&Aを中心とし、主に数十億円規模の案件を支援させていただいています」リーズナブルで最適なリーガルサービスを受けられるようにと、中小企業に特化したM&Aを商品化したわけだ。

大本総合法律事務所
月1回本店と各支店とを結び全体事務所会議を開催。「案件の相談から“当月に犯してしまったミス”の報告を行います。情報共有で再発防止に努めると共に些細なミスの報告もできる風土を醸成、細かな気配りと“前進・改善”の姿勢を心がけることを後押ししています」(大本弁護士)

こうしたサービスと、大本弁護士自身の姿勢が事務所をかたちづくる。その姿勢とは、「どんな相談が来ても断らない」だ。相談はメールやファクスでも受け付けるが、電話も365日24時間対応。夜間休日の電話の受け手は大本弁護士自身。休みなく電話を受ける体制を敷くと所員が気の毒、しかし困っている人に窓口は常に開いておきたいという理由からで、夜中3時に新規の相談が来たこともあったそうだ。また1件1500円の書面作成も厭わない。支払いが困難な依頼者には着手金の分割払いを提案することもある。

「“入り口”が小さくても、相談者が困っていたら“基本、やる”が私のスタンス。その代わり受けたら途中でやめない、やめさせたくない。確かに経営者の立場からすると、着手金だけで終わってしまっては経営が立ちゆかない。しかし何より顧客の信頼を裏切ることになるのは、弁護士としての自分を許せない。ですから所員にもミスの報告は会議で必ず行ってもらいます。わずかなコミュニケーションの行き違いによるクレームなどが出ないよう、目配りします」

事務所へ依頼があった案件は、最初から弁護士が聞き取り対応する。その後、大本弁護士と内容を協議し、担当弁護士を決め任せるが、“交渉”の場面では大本弁護士が出張ることが多い。

「相談者が弁護士に求めるのは、法律の知識以上に相手方との交渉能力。しかし残念ながら判例や法律知識を教える授業はあっても、弁護士の交渉術を教える授業はない。所員にはOJTで、私の交渉を見て学んでもらうのです」

過去に受任した不動産取引事件、巨額詐欺事件、いずれも被告側の弁護に立ち、被告に有利な判決を勝ち取ったものの成功報酬を支払ってもらえなかったという苦い経験もある。「失敗ばかり」と笑う大本弁護士。しかしそれが糧となって現在がある。

「若い弁護士には、専門性もさることながら“弁護士としてあるべき姿”を保ち続ける代理人・弁護活動をするよう指導しています。お金を稼ぐために弁護士になったのではないという、志を忘れるなということです。たくさんの信頼を得ることで仕事も増えるという側面はありますが、それを第一目的にするのではなく、一つひとつの案件を大切にクライアントと向き合って処理していくという基本を、まずはじっくり実行し、継続していくことが大切。それができた時に初めて、“法律を使って”弁護士が仕事をするやりがいを得られると思うのです」

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    大本弁護士は、一般社団法人「むち打ち治療協会」顧問も務める。『マンガで知る!「むち打ち症を治すための8つの鍵」』を監修
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    歓迎会での一枚。酒に強い所員も多いとか。大本弁護士がオーナーの飲食店で、定期的に鍋パーティを行うことも