村上真奈弁護士と鶴岡大輔弁護士が代表を務め、離婚分野に特化した法的サービスを提供する、とびら法律事務所。離婚専門の事務所とした理由を、両弁護士が説明してくれた。
「私たちはもともと家事事件を得意としておりますが、〝人の人生に深くかかわれる〞〝人のためになり、感謝されることにやりがいを感じる〞〝人間の本質を見ることができ、自分たちも人として成長できる〞という点が、離婚分野に特化した理由です。特化することで、私たち弁護士の事件処理能力および依頼者の要望に十分応える能力の向上にもつながります。また、明確な特徴を打ち出すことで、法律事務所としての勝ち残りを図る狙いもあります」
離婚に関する裁判例や裁判官の論文などを研究・知悉していることはもちろん、行政からの支援に関する知識経験も豊富に蓄積されているため、依頼者は、いわば〝かゆいところに手が届くサービス〞を受けられる。村上弁護士は言う。
「例えば、離婚前に社会保険などの手続きをしておくことをお勧めしたり、別居中(離婚成立前)、実際に子どもを育てているほうの親に児童手当が行政から支給されるための手続きについてご説明するなど、依頼者が新しい生活にスムーズに入れるよう、様々な観点からアドバイスを行っています。離婚成立と子どもの学校への入学が前後する場合など、戸籍上の苗字ではなく、離婚後の親の苗字を学校に申請しておくといったアドバイスも、喜んでいただけた例の一つです」