「15年からユニーグループ・ホールディングス(UGHD)との統合案件事務局(経営企画、営業、経理財務、法務から1〜2名ずつで構成)に参画しました。デューデリジェンス、独占禁止法、吸収合併・分割実務、知的財産権、株主総会、HD化にあたっての社内規程整備などに対応。法律事務所所属ではできない、インハウスならではの業務を経験しました」
UGHDとの統合に先駆け、小峰弁護士は、全国で約650店舗を展開していたココストアの子会社化、およびその後の吸収合併・分割に携わった。
「本件はスキームが複雑だったうえ、通常の契約法務や法律相談などの業務と兼任だったので、圧倒的な量と質の業務にスピード感をもって対応しなければならず、正直大変でした。しかし事業会社の法務ならでは、幅広い法律知識と経験を身につけられるのが利点。また、全国紙の一面に掲載されるような事案に深く関与できたこともうれしかったです。そのような希少な案件を担当できて、弁護士として飛躍するチャンスを多々もらっていると感じます」
そして、続々立ち上がる新規事業プロジェクトの法務支援を担当しているのが、橋弁護士だ。
「当社では、CVS店舗にフィットネスジムやコインランドリーを併設する事業を開始しました。そうした新規プロジェクトでは、検討・解決しなければならない法的論点が多数出てきます。試行錯誤しながら、外部の弁護士とともにゼロから臨むことに、大きなやりがいを感じています。今後もCVSと異業種とのコラボは増えていくのではと感じています。契約スキームの提案など、法的観点から主管部署をサポートしていきたいと思います」