主要な取り扱い分野のうち特徴的なのはインベストメントマネジメントだ。チームを率いる大森吉之弁護士に内容を伺った。「主に、日本からの資金調達や日本での投資活動を行う海外の金融機関に対して、国内の金融規制法に関するアドバイスなどを行っています。また、国内の事業会社・金融機関等が海外ファンドを購入する際の契約交渉やアドバイス等も提供しています。我々のチームは、日本法を担当する国内弁護士、ネイティブの外国法事務弁護士、司法書士資格を有するパラリーガルがタッグを組んで、国内外のヘッジファンドやプライベートエクイティファンド等のクライアントを着実に増やしています。専門性の高い分野ではありますが、デロイト全体として金融分野は強化したいところなので、そのニーズに合った動きといえます」
そうした同事務所での仕事の面白さは、「案件のかなり早い段階、つまりクライアントの悩み・課題の根本に近い部分からゴールまでをサポートできること。財務・税務など様々なファンクションのメンバーと協働するため、弁護士のニーズはこんなところにもあるのだという気づきが得られること」と、三弁護士は声を揃える。