「お客さまの利益・満足感の追求が弁護士の使命であり存在意義ですが、それは自明の理です。そこから先――“心がけや姿勢を唱えるだけでなく、物理的なシステムの構築と運用の継続”を実行していることが、私たちの特徴です。つまり科学で重視される再現性を法律実務にもあてはめ、法律解釈はもちろんホスピタリティについても、分析、法則化、明確化、研修実施・実践し、より的確な再現性の実現を図っています」
例えばホスピタリティについてなら、「先輩の動きをなんとなく見て、自分なりに解釈して、身につける」という属人的教育ではなく、同事務所ならではの方法を確立しているわけだ。所属する弁護士は、55期の三平弁護士を除けば60期以降の若手が中心。とはいえ顧客にとっては新人もベテランも同じ。「“新人なので不十分”は許されない。だからこそ“背中を見て学べ”ではなく、こうした科学的アプローチが有効」と三平弁護士。