Vol.39
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前列左より、酒井博之弁護士(61期)、三平聡史弁護士(55期)、坂本陽一弁護士(63期)、後列左4人目より、阿部裕弁護士(65期)、桶川聡弁護士(63期)、島﨑政虎弁護士(65期)、および、司法書士、事務局のみなさん

前列左より、酒井博之弁護士(61期)、三平聡史弁護士(55期)、坂本陽一弁護士(63期)、後列左4人目より、阿部裕弁護士(65期)、桶川聡弁護士(63期)、島﨑政虎弁護士(65期)、および、司法書士、事務局のみなさん

STYLE OF WORK

#70

弁護士法人みずほ中央法律事務所

顧客利益と満足感を追求した「再現性」。“法律を科学する”弁護士集団

“法律を科学する”弁護士集団。顧客利益と満足感を追求

2007年に設立された、弁護士法人みずほ中央法律事務所。「法律を科学する」弁護士集団を掲げるユニークな事務所だ。代表の三平聡史弁護士に、創設の経緯を尋ねた。

「弁護士は法律相談や打ち合わせ、書類作成、出廷など多様な業務を行いますが、コアとなるのは判例や文献をひもとく法律調査でしょう。それを徹底しようとすると、時間・リソースの消費が高まるというジレンマを抱えます。しかも過去から現在に至るまで、個々の弁護士が苦労して成し得た調査結果を“弁護士自ら”が取りまとめ、オープンにしたケースは、ほぼありません。しかしそうした高度な調査結果を“流用”できれば、詳細で高レベルなアドバイスをお客さまにスピーディに提供可能です。主張書面を作成する際にも、より有利な主張が展開でき、相応の結果を獲得することができます。調査そのものではなく、調査結果を用いてどう戦略を立てるかという、弁護士業務のもっとも本質的な部分に多くの時間が割けるのです。弁護士が持つ論点情報をシステマティックに記録化・整理し、情報を公開・共有したい――それは自ら(弁護士)のためだけでなく、社会的にも有意義であると考え、これを実現するため事務所を設立しました」

弁護士法人みずほ中央法律事務所
執務室内には司法書士の浦田克宏氏(写真右)も常駐。すぐに連携がとれる

ある程度“密度のあるテーマ”については、調査を得意とするパラリーガルと司法書士が中心となって徹底した法律調査を行う。それを所内用のデータベースに蓄積、三平弁護士がハブとなって精査し、主任弁護士に情報提示する体制が確立されている。また広報媒体とし位置づけている同事務所Webサイトでも、不動産や企業法務などの取扱業務分野に関して、相談者が必要とする法的な情報を詳説。その情報の量と質の高さは類を見ない。実際、間接的な紹介も含め、Webサイト経由の依頼が少なくないという。しかし同事務所が科学的であることの真骨頂は、これらのシステム構築のみならず、弁護士の教育、事務所運営においても科学的なアプローチをもって取り組んでいることだ。三平弁護士は、このフローを「再現性の実現」と呼ぶ。

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    東京・埼玉事務所間の会議はオフライン+オンラインで実施
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    弁護士はヘッドセットを装着して顧客と対話。顧客の求めに応じて豊富なデータベースから情報を速やかに引き出せる
弁護士法人みずほ中央法律事務所
三平弁護士は15㎞離れた裁判所(浦和)までロードバイクで通うことも!

「お客さまの利益・満足感の追求が弁護士の使命であり存在意義ですが、それは自明の理です。そこから先――“心がけや姿勢を唱えるだけでなく、物理的なシステムの構築と運用の継続”を実行していることが、私たちの特徴です。つまり科学で重視される再現性を法律実務にもあてはめ、法律解釈はもちろんホスピタリティについても、分析、法則化、明確化、研修実施・実践し、より的確な再現性の実現を図っています」

例えばホスピタリティについてなら、「先輩の動きをなんとなく見て、自分なりに解釈して、身につける」という属人的教育ではなく、同事務所ならではの方法を確立しているわけだ。所属する弁護士は、55期の三平弁護士を除けば60期以降の若手が中心。とはいえ顧客にとっては新人もベテランも同じ。「“新人なので不十分”は許されない。だからこそ“背中を見て学べ”ではなく、こうした科学的アプローチが有効」と三平弁護士。

弁護士法人みずほ中央法律事務所
早稲田大学理工学部資源工学科で熱力学などを専攻後、弁護士の道に進んだ三平弁護士。「法的解釈や、お客さまへのアプローチ手法などが“科学的”なのであって、弁護士全員が理系出身者というわけではありません。当然、文系出身者も多数所属していますよ」と、三平弁護士

「法律家の存在意義、提供するサービス内容が明確であれば、業務を行ううえでも実感が高まり、やりがいを感じやすくなります。例えば、建築許可も絡む複雑な事情(地上権の準共有)のため、複数の弁護士から受任拒否されたお客さまが来所された時のことです。私たちは法律相談の時点で、回答できる範囲の解決の方向性・解決案の一部をその場で提示しました。法律調査を経て、二度目の相談時には詳細な解決方法と可能性を説明。それにより受任でき、お客さまにも満足いただけたという例があります。ほかではできないことが、私たちならやれる。少なくともWebサイトで紹介している案件については豊富なノウハウを有するという自負がある。だから、自信を持って遂行できる案件しか引き受けないという選択もできる。科学的アプローチの成果は、確実に弁護士の血肉となり、事務所の基盤となっています」