梶谷綜合法律事務所の前身は、法学博士でもあった堀江専一郎弁護士が1920年に創設した事務所。堀江弁護士は、弁護士品位の向上や自治の確立(弁護士法改正)に尽力した人物でもある。この歴史ある事務所の理念を、梶谷玄弁護士(最高相談役)に聞いた。
「創設時より不変の『依頼者の権利保護のため、誠心誠意、骨身を削る』『弁護士は自己の天職を自覚し、気節と品格を兼ね備えた紳士でなければならぬ』が、基本理念。堀江先生の遺命で事務所を継承したのが父・梶谷丈夫ですが、弁護士品位の向上や倫理の徹底に力を尽くし、後進育成に励みました。職業地位の地固めの一方、実務を疎かにすることなく、依頼者の利益のために最善をという姿勢は、今の所員に引き継がれています」