Vol.61
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前列左より、中村千之弁護士(48期)、森島庸介弁護士(42期)、松野 豊弁護士(45期)、河村敦志弁護士(60期)。後列左より、北川知沙弁護士(64期)、松本祐樹弁護士(66期)、成瀬浩幸弁護士(62期)、佐藤幸寿弁護士(62期)、石原弘隆弁護士(50期)、小杉祥代弁護士(57期)

前列左より、中村千之弁護士(48期)、森島庸介弁護士(42期)、松野 豊弁護士(45期)、河村敦志弁護士(60期)。後列左より、北川知沙弁護士(64期)、松本祐樹弁護士(66期)、成瀬浩幸弁護士(62期)、佐藤幸寿弁護士(62期)、石原弘隆弁護士(50期)、小杉祥代弁護士(57期)

STYLE OF WORK

#109

東京あおい法律事務所

金融法務のプロフェッショナルが集結する、ブティック型法律事務所

金融機関・投資家を主な顧客とし金融法務のプロフェッショナルが集う

東京あおい法律事務所
森島弁護士は、金融法務・M&Aなどのプロフェッショナル

東京あおい法律事務所の設立は2003年5月。設立時のメンバーは、森島庸介弁護士、松野豊弁護士、中村千之弁護士、石原弘隆弁護士ほか3名。森島弁護士に事務所の特徴を伺った。

「我々は金融法務を得意としており、メガバンクおよび都銀、証券会社などの金融機関・投資家を主な顧客に、ストラクチャーに関する法的検討、関連契約書の作成・検討、契約締結交渉、法律意見書の作成などの法的サービスを提供しています」

これまでどんな案件に関与し、印象に残っているかを聞いた。

「我々が関与し、最高裁に係属した事件が印象深いです。これはクライアントである銀行が発行する金融債を受働債権とし、破綻した証券会社への銀行の貸付債権との相殺についての係争に関し、高等裁判所の判決を覆して金融債の相殺を認める判断が示されたもの。我々が第二審で敗訴した直後に、同種事件で日本興業銀行が最高裁で勝訴したこともあり、勝てると確信し、上告。最高裁で逆転勝訴したという事件でした。また、あるノンバンクのМ&Aを巡る訴訟にも関与。契約交渉がまとまり、ディールも終わり、譲渡代金の調整が始まったところ、価格調整条項について相手方がルールと異なる主張を始めたわけです。約4年間の訴訟となりましたが、最終的には全面勝訴で解決しました。雑誌にも掲載された事件で、これも記憶に残ります」

東京あおい法律事務所
松野弁護士は、金融法務を中心に、広く企業法務に携わる

森島弁護士らは、バブル経済崩壊による金融業界の変遷を目の当たりにしてきた。

「多くの金融機関で不良債権が膨らみ、不祥事・倒産が生じ、それによって過去30年以上変わらなかった金融法務の判例までもが変わる――そんな激動の時代を、様々なクライアントと共に歩んできたことは貴重な経験です。実はもともとこの分野に関心があったわけではなく、アソシエイト時代をお世話になった事務所に道筋をつけてもらったようなもの。ですが、いったんかかわり始めると、金融法務は世の中全体に影響を与える分野で、やりがいも興味も尽きません。私自身がリアルに学んできた多くのことを今の若手弁護士にもできるだけ伝え、金融法務の雄となる人材を当事務所から輩出していきたいと思います」

東京あおい法律事務所
中村弁護士は、英語の契約書チェック、作成、翻訳などを得意とする

一方、海外企業と事業を行う会社のサポートも多い同事務所。担うのは、商社、ゼネコン、メーカーなどのクライアントを担当する中村千之弁護士だ。海外企業との業務提携、ライセンス契約、日本商事仲裁協会や国際商業会議所の仲裁案件にも関与。

「小さなブティック事務所ですが、国際取引や海外との紛争解決などまでできているのは中村弁護士のおかげ。通常は3、4人がかりで行う業務を彼一人で対応し、成果を上げています。銀行出身で海外駐在経験もある河村敦志弁護士も新たに参加してくれたので、国際取引分野のさらなる拡充に期待しています」

こうした事務所の土台を支えるのが、森島弁護士と20年以上共に仕事をしてきた松野豊弁護士。「当事務所の設立以前から節目を共にしてきた、かけがえのないパートナーです」と森島弁護士。

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河村弁護士は、銀行出身。金融機関の実務に精通する。なお「うちの事務所は、少数精鋭のチャレンジャーで、森島局長と松野副長の“新選組”みたいですね」と、中村弁護士が冗談まじりで話してくれた

「松野弁護士は、私が弁護士に求めるものを最もよく知る弁護士で、それが事務所の基準となっています。若手弁護士にも同じレベル感を求めますから、彼らにとっては大変ですが、かなり鍛えられる毎日だと思います」

まさに〝高材疾足〞の森島、松野、中村三弁護士が揃い踏み、事務所を支えているというわけだ。最後に、森島弁護士から、若手弁護士・ロースクール生へのメッセージをいただいた。

「弁護士が提供できることは、社会全体で見れば、それほどウェートが大きいわけではないと思います。なくてはならない存在ですが、対象は、金融法務ならビジネスの成功、一般民事なら各依頼者の利益となります。私たちはあくまでも〝手助けする存在〞であることを忘れてはいけません。しかし相手をよく知らなければ、本当の意味での手助けは不可能。ですから法律の知識以上に、世の中と社会の仕組み、ビジネスなどについて学び、依頼者と同じ目線に立てる〝総合力〞を持ってほしい。遊びも含めて、様々な分野の人たちと交流して、自分の世界を広げて、弁護士という仕事に臨んでください。そうした総合力の高い弁護士と共に働きたいですし、そんな人材が『ここで働きたい』と思える、魅力的な事務所づくり、環境づくりを我々も継続していきます」

東京あおい法律事務所
毎週火曜昼に、判例勉強会やトピック性のあるテーマについて議論を行う。意見交換や日頃気になっている問題も話し合える場。所内の風通しを良くする大事なファクターだ
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    河村弁護士の歓迎会などで撮影した写真を、事務スタッフが所員全員が見やすい場所に貼る。弁護士とスタッフの仲の良さが現れる
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    「森島弁護士、松野弁護士、中村弁護士の3名は“長年の同志”で、気心も知れているため議論が短く結論を出すのが早い。阿吽の呼吸で物事を進める様子に敬服します」(河村弁護士)