各事業を支えるのが、経営支援、法務支援、知財支援、金融支援という4つのファンクションに所属するメンバーで、案件ごとにチームを編成し、取り組む。同社には吉井氏はじめ、CEO経験者、弁護士(日・米)、弁理士、米国金融機関経験者など様々な領域の専門家が集結する。イノベーション事業を中心に法的サポートを行う大江哲平弁護士は、やりがいをこう語る。
「私は〝イノベーションを起こす仕事〞を担当しています。事後的に解決するのではなく、これから起こるべきことを起こしていくという側に立ち、予測されるリスクを低減する。それだけではなく、そもそもの条件・枠組みの構築などポジティブなことに頭を使い、弁理士とディスカッションをしながら事業目線で知財を捉え、取得から活用までを自らクリエイトしていけるところが面白い。知財の価値を上げ、価値を生み出す人たちにきちんと収益として返還していくことにも意義を感じます」
また米国ローファームのリティゲーション分野で経験を積み、主に米国特許の権利侵害などに関与するHan Xu弁護士にも仕事のやりがいを聞いた。
「当社は真のプロの集まり。だからこそ非常にチャレンジングな仕事ができています。日本、米国、欧州、アジアと、マルチ・ジュリスディクションに対して取引や問題が発生するので、常に知識のアップデートが必要で、実務経験も多く積めます。若くても自身の責任と権限で幅広い案件に関与できるので、キャリア形成にあたり大きな財産となっています。企業のみならず社会に大きなインパクトを与える立場で仕事ができることも、若手弁護士にとってはいい経験になると思います」
知財の新たな活用、知財による事業創出というダイナミックな領域にグローバルな視点をもってチームで立ち向かう。弁護士にとって新しい働く場所、働き方を同社は提示してくれる。