セクショナリズムがなく、風通しの良いことが特徴の同社。企業法務と審査法務も情報共有を頻繁に行っており、業務の進捗確認をはじめ、事業方向性の確認なども欠かさない。
「社員からの相談、社内外でキャッチした情報など、共有すべきことがあれば、すぐにビジネスチャットツールで連絡を取り合います。審査法務のメンバーから『株主総会に携わりたい』というリクエストがあった時は、一時的に企業法務の株主総会チームにメンバーを参加させてもらいました」と、村上氏。
千葉氏も「今後は、そのような企業法務と審査法務間での異動・人材交流も適宜行っていきたい」と語る。
働き方に対する考え方もフレキシブルだ。新型コロナ禍を経て、勤務形態は部署ごとの判断に委ねられるようになったという。
「企業法務は、週2日、メンバーが交代でオフィスに出社しているといった感じです」(千葉氏)
「審査法務は日数の縛りなく、リモートワークも出社も、メンバーが自由に選べるようにしています。メンバーは東京のほか東海にもおりますし、審査法務ではありませんが品質保証本部では九州地方在住の人もいます」(村上氏)
19年の上場後、同社の社員数は急増し、現在は180名ほどとなっている。新サービスのリリースや、アライアンスを次々と進めるなど、今後の事業展開も見逃せない。最後に、千葉氏と村上氏に、どのようなメンバーとともに働いていきたいか、うかがった。
「『生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現』というマクアケが揚げるビジョンに共感し、受け身ではなく自発的に行動できる人、“or”ではなく“and”で考えられる人と働いていきたいですね。当社のビジネスはまだ新しい分野であり、しっかり想像力を働かせて対応しなければ、予測もし得ないトラブルに見舞われる可能性もあります。例えば審査法務において、どれだけやっても100%事前対策ができたということは少ない。そのリスクを最小限とするために、“未来を予測した動き”が、私たちには常に求められるわけです。そのような変化や未来予測を楽しめる人なら、当社の仕事にフィットできるのではないでしょうか」
※取材に際しては撮影時のみマスクを外していただきました。