その東京オフィスが設立されたのは1987年。代表の前田陽司弁護士に、東京オフィスの設立背景を聞いた。
「当事務所では、アジア市場に早くから着目していました。“西海岸で設立した事務所の特徴を生かす。ほかの事務所にできないことをやる”という観点で、東京を皮切りに中国、東南アジアに次々と拠点を設立してきたのです」
2000年代前半はМ&Aや不動産の証券化に多く関与したが、リーマンショック以降は国内の案件(商取引)よりも、世界16拠点の弁護士との協働・機動力を生かしたクロスボーダー案件への特化を図り、その強みを打ち出してきた。これまでに関与した代表的な案件を聞いた。